キャッシュリッチ

森直哉 近年、数多くの日本企業が現金・預金を過剰に保有していると報じられることが多い。2016年度までの5年間でフリーキャッシュフロー(余剰資金)の累積額が57.4兆円であるのに対して、同じ期間のペイアウト(配当と自社株 […]

確率的思考・統計的思考

清水玄彦 ビッグデータという言葉に接する機会が非常に多くなっている昨今、統計学の重要性がますます高まっていると考えられます。統計学は確率論を基礎としていることから、高等学校などでは「確率・統計」とひとくくりで教えられてい […]

高頻度取引

音川和久 情報技術の目覚ましい発達は、投資家による株式売買のスタイルに大きな変化をもたらしている。その顕著な例が、高頻度取引(High Frequency Trade: HFT)である。高頻度取引とは、コンピュータで株価 […]

機密コスト (proprietary cost)

松井建二 機密コスト(proprietary cost)とは、企業内部の機密情報(proprietary information)を外部に知られることにより、その企業が負担しなければならなくなるコストのことを意味する(注 […]

公平感

末廣英生 公平感は個人が抱く感情の1つに過ぎないが、感情が職場に与える影響が無視できないことは、働く人なら一度ならず実感することであろう。こうした、感情というとらえどころないものが及ぼす影響を、単なる1人1人の実感に終わ […]

株主の権利と株価

鈴木健嗣 普通株式に付与されている権利は、会社法及び定款によって定まっており、個別の会社と株主間の契約関係によって定まっているわけではない。そのため、株式を所有する株主は、保有する株式数に応じて平等に取り扱われる(会社法 […]

研究開発調査の多様性パラドックス

八木迪幸 イノベーション研究の文脈では、競争優位に影響するような成功したイノベーションを生み出すためには、多様性の確保が重要であり、企業が多様な投入を利用することの重要性が強調されている。しかし、そのような多様性を調査し […]

技術開発とイノベーション

波田芳治 今回のキーワードは、「技術開発とイノベーション」です。この関係を過去の経験から振り返り、考察します。 1)まず、過去の歴史です。実際に、自動車用の加工性の悪い高強度鋼板(ハイテン材)を開発し売り込む為になされた […]

限定正社員

平野光俊 非正規の雇用の安定化とスキル形成を主眼として、正社員への転換の促進と転換後の雇用形態として「限定正社員」制度の導入推進に向けた政策論議が活発に行われるようになった。たとえば、2012年8月に公布された改正労働契 […]

気づく

久本久男 サイパネティックス (cybernetics)を提唱したウィナー(Wiener, N. 1894─1964) は、「発明」(1994、みすず書房) において、発明の過程につぎの4つの重要な契機があることを指摘し […]