プロジェクト研究は、「問題を深く掘り下げる」ためのプロジェクト方式のステップとして導入されました。平成元年における社会人MBAコースの立ち上げ以来、独自の教育方法として「プロジェクト方式」を実践してきましたが、この方式に慣れ親しむことを目的として、現在は第1年次前期に「ケースプロジェクト研究」、後期に「テーマプロジェクト研究」がそれぞれ必修科目として行われています。

プロジェクト方式では、経営の現場で抱えている問題を持ち寄って、同じ問題に直面している人々のチームを作ります。そして、チーム内で、教官スタッフを交えて互いに知恵を出し合いながら解決策を探っていきます。問題解決型であると同時に、相互のインターラクションを重視した教育方法となっているわけです。プロジェクト研究は、この要素のうち、後者にウエイトをおいた教育方法で、この実践の上に、本格的なプロジェクト教育を開始しています。