2019年度入学生の研究状況(担当:伊藤 宗彦)

「現代経営学演習」

担当: 伊藤 宗彦

目的、テーマ

テーマ内容に関しては、ビジネスに関わること全般としており、製品開発、新事業開発、技術経営、サービス、サプライ・チェーンなど、あらゆる方向からのイノベーションに関するテーマを研究対象としています。本ゼミでは、新たな実践的理論体系の構築を目指し、企業経営の徹底的な分析に基づく研究を目指しています。

ゼミの雰囲気

ゼミは、製造業、サービス業、それぞれ様々な業種のメンバーから構成されています。また、技術系の方が多いのも他のゼミとは異なる点です。本年度は、リモートによるゼミが中心となっていますが、そのため、活発なディスカッションが行われています。メンバーが指向しているのは、所属する自社の競争力の向上につながるような提言を行うことであり、社会経験の豊富なメンバー構成のため、他のメンバーが直面する課題や困難さについても理解できています。そのためか、ゼミの雰囲気は、指導教官とのディスカッションだけではなく、メンバー同士のディスカッションも活発に行われており、チームワークの非常に良いゼミとなっています。

現在までの進捗状況

ゼミでは、メンバーがM2に上がった4月より、2週間を1単位として、各メンバーがゼミで報告し、他のメンバーとの相互観照が出来るように工夫しており、研究の進捗状況は極めて順調です。現在、6月末時点で第6クールまで来ていますが、全メンバーは、問題意識を高めており、既存研究のレビューを行い、テーマの核となる分析も進めています。締め切り間際に集中しがちな作業は出来るだけ前倒しをして、分析や議論の時間を多くしたいというゼミの方針が良く守られていると思います。