2019年度入学生の研究状況(担当:黄 磷)

「現代経営学演習」

担当: 黄 磷

目的、テーマ

このゼミにおいては、主に、企業の戦略とマーケティングを対象分野として、バリュー・ネットワークやサプライチェーン・ネットワーク、企業の戦略・能力(ケイパビリティ)・マネジメント・組織・経営成果に関する研究の視点から、経営環境の変化に、企業がどう変革し、適応していくべきかを考えます。

グローバルレベルで増大するさまざまな不確実性や、技術革新、デジタル化、グローバル競争や社会の変化などがもたらしている経営上の重要な課題を、ゼミ生の出身企業のコンテキストでどのように理解し、対応していくかについて深く考えることは、ゼミの共通の研究テーマとなります。神戸大学MBAの修士論文プロジェクトでは、経営環境の変化に、いかに企業を変革して対応するのかについて研究し、説得力をもって社内で提示できるような成果をまとめることを目標とします。

ゼミの雰囲気

各人には月に一回(土曜日)、約10時間にも及ぶゼミ指導の中で、研究課題の設定、既存文献や資料の調査とレビュー、データの収集分析などについて、研究進捗の発表をしてもらっています。2月からは新型コロナの影響でオンラインでの発表と指導になりましたが、報告資料の準備はゼミ生にとって勝負どころとなります。企業が直面している経営課題を的確に認識し、その課題の解決に対する説得力のあるアクションプランを提示するということは、大変困難な取り組みです。研究のテーマを絞り込み、分析すべき問いをシャープにし、答えに結び付ける論理的な道筋を見出して喫緊な経営課題の解決案を組み立てるための方法を見つけるリサーチのプロセスを体感することで、ゼミ生の皆さんが大きな達成感を得ることができるだろうと思います。

現在までの進捗状況

5月中頃までで、ゼミ生の出身企業や組織の直面している重要な経営課題につながるインパクトのある研究のテーマを明確に設定し、深く考えるための視点と切口ができたと思います。各人の進捗に合わせて文献レビュー、フィールド調査およびデータ収集のリサーチ・プロセスは、ほぼ計画通りに前進しております。これからは、企業を変革していくための具体策についてより深く考え、さらに、説得力をもって社内で提示できるような成果を如何にまとめていくのか、ゼミ全員がともに目標に向かって弛まない努力を持続させてほしいと思います。