2020年度入学生の研究状況(担当:原田 勉)

「現代経営学演習」

担当:原田 勉

目的、テーマ

このゼミの目的は当然ながら修士論文を完成することですが、単なる完成ではなく、できれば学術論文としても通用する水準になることを目的に指導しています。前回までのゼミでは、3年連続で加護野忠男論文賞の受賞者を輩出しています(金賞、金賞、銅賞)。また、今までのゼミで何人かは修士論文が学術誌に掲載されています。また、学術論文ではなく、現場で実際の経営改革につながる提言を中心に盛り込んだ論文執筆を希望される方には、そのような指導をしています。前回は、あるゼミ生の提言書が実際に採用され、新聞などでも記事になった例があります。今年度のゼミでもそのような方が出てくることを期待しています。テーマは、テクノロジーマネジメントに関するものが多い一方で、経営戦略、マーケティング、組織マネジメントに関連したものもあります。私自身は、面白い研究であれば表面的な領域は問わない主義なので、多様なテーマの下で論文に取り組まれています。

ゼミの雰囲気

協調的な雰囲気のなかでゼミが行われていて、毎回、発表者以外の方々も積極的に質問したり、アドバイスを送られており、私自身そのような発言から学ぶところが多くあります。コロナ感染拡大のため、Zoomでのゼミ開催が主になっていますが、感染状況が収まっていた時期に対面式ゼミや懇親会(ただし複数個所で上限5名として開催しました)を実施しました。

現在までの進捗状況

多くのゼミ生はリサーチクエスチョン、仮説、リサーチデザインが完了しており、これからヒアリング調査、アンケート調査など本格的にリサーチを展開する段階にあります。