2020年度入学生の研究状況(担当:松尾 貴巳)

「現代経営学演習」

担当:松尾 貴巳

目的、テーマ

ゼミの皆さんの問題意識は多様でした。研究課題を明確にするために、考察の出発点として、組織内の様々なコントロールシステムと組織・人の行動、パフォーマンスとの関係についてこだわって検討してきました。テーマは、製造業の組織・業績管理に関わるもの(製品特性に合わせた調達における分権化、サービタイゼーションにおける部門間連携、中小企業における組織能力と原価情報の活用)、人材マネジメントに関わるもの(中小企業におけるダイバーシティマネジメント、対話型のコントロール、上司部下間のコンフリクト、営業管理様式とクリエイティビティ、顧客満足度指標による管理の成果、ジョブ型雇用と採用行動)、医療組織に関わるもの(医療安全文化とワークエンゲージメント、専門職組織間の連携、体系的な教育・研修システムの効果)、また、業界レベルの組織行動の歴史考察や内部通報制度が機能する組織特性の分析と多様です。

ゼミの雰囲気

6月に入って、初めて2つのグループに分かれてゼミを行いましたが、それまでは、毎回全員が報告し、互いの研究内容や進捗状況がわかる状況で進めてきました。リモートで実施する機会も多くなりましたが、互いの研究に関心を持ち、励ましあって進んできているので一体感があります。この雰囲気を大事にしながら、ゴールを目指したいと思います。

現在までの進捗状況

今年に入ってからは、3月までに研究課題と研究方法をクリアにし、4月以降は質問票調査やインタビューなどの実際の調査に取り組めるようにすることを目標に研究内容を練ってきました。やや遅れた人もいましたが、現在は、皆さん自信をもって本格的な調査に取り組んでおり、データ等の資料収集も順調に進んでいると思います。14名のうち、質問票を使った統計分析調査に取り組んでいる人が7名、インタビュー・文献調査等の事例研究に取り組んでいる人が7名です。7月以降は収集した資料・データの分析と論文執筆が中心になります。