清田敦彦 さん

医療法人社団清清会勤務 2006年度修了生 原ゼミ

1. プロフィールをお聞かせ下さい。

氏名 : 清田 敦彦
勤務先: 医療法人社団清清会(理事長)
所属 : 原ゼミ
入学年: 2005年

仕事の内容:主には、私の医療法人が持っておりますクリニックの経営を行なっております。それ以外には、泌尿器科・腎臓専門医として専門外来で診療をしております。つまり、プレイング・マネジャーです。

2. なぜ神戸大学MBAを選択されましたか?

正直に申しますと、神戸大MBAのことは、たまたまインターネットであちこちのホームページを見ていて、偶然に知りました。元々、医療管理学を学びたいと考えて、関西の各大学を探していたのですが、全く無いというのが現状でありました。日本では社会人を対象とした医療管理学・医療政策の修士課程は東京と九州にしかないようで、途方にくれておりましたが、その時たまたま神戸大のホームページに出会ったわけです。元来、開業したいという意欲はあったのですが、経営・経理のことなど全く知識がなかったので、その辺りを学びたいと考え、比較的軽い気持ちで経営学のMBAに行くことを決意しました。ただそこで、何故、神戸大学であったかのかということですが、(旧)国立神戸大学というブランドに惹かれたというのが正直なところです。恥ずかしながら、また失礼ながら、その時点では、神戸大経営に錚錚たる先生方がおられるということを全く知りませんでした。

3. 神戸大学での学生生活を通じてご自身の変化などはありましたか?

経営の基礎的知識を得るという入学時の目的の一つの達成度は、20?30%といったところでしょうか。ただ、このような経営学や会計学の基礎的知識(例えば、日経文庫の「経営分析の実際」などに書かれているような内容)は入学の時点で持っておけば、後々の授業に役立つとは思いますが、社会人MBAコースに入って学ぶことの意味合いを考えた場合、さして本質的に重要な事柄ではないでしょう。私のようなビジネスとは無縁の環境にいた人間には、当初、MBAの授業は非常に新鮮であると同時に、違和感もありました。しかし、半年を超える辺りから、少しビジネス感覚のさわりぐらいはわかってきたような気になり、狭い世界から広い世界に視野が広がってきたことを実感しました。これは入学時想定したことではありませんが、自分にとっては、非常に大きな意味を持つもので、経営の基礎的知識を得るという小さな目的達成感よりはるかに重要なことであると思います。ただ、せっかくMBAの称号を頂いたのですから、もう一度、経営学の基礎を自学自習しようというモチベーションも心の中に涌いております。

4. 在学中のお仕事と学生生活の両立についてお聞かせ下さい。

一年目の前・後期のウィークデイは週二日間、中之島での選択科目の夜間授業があり、土曜日がほぼ毎週朝から夕方、あるいは夜まで必修科目の授業がありました。通常の会社勤めをされている方には、かなりハードなスケジュールではあると思います。自由業の私にとっても、仕事との両立に苦心することがしばしばありましたが、授業に出れば、結構な確率で得るものが有ると実感しておりましたので、最後まで続けられたのではないかと思っております。また、メールによる、学生間の情報交換や、励まし合いがかなり活発であり、これによって、随分と助かったものです。特にゼミの先生には最後までメールでのやり取りで指導して頂きまして、大変お世話になりました。

5. 神戸大学の修学環境はどうでしたか?

数多くの授業科目の中には、当然、当たり外れはありましたが、外れといっても、私の持っているベースの知識が不足しているためでもあったかと思っております。良い点として、ビジネスと無縁の世界にいた者にとっては、例えば、企業のケーススタディーなどは非常に新鮮で、興味深いものでありました。しかしなんといっても、神戸大MBAの最大のセールスポイントは、修士論文の作成でありましょう。この作成のためにゼミの授業があるわけですが、15、16名の少人数でやるこのゼミの授業が非常に濃密で、もう一度参加したいと願うほどです。何が良いかといえば、他の人の考えや、その考えに至った思考のプロセスまでも知ることが出来、知的好奇心がビンビン刺激されるわけです。自分達の職場では、まずこのような知的なやり取りは望めないのではないでしょうか。

6. 在学中、特に印象的な授業・イベント・出来事などはありましたか?

私だけでなく、ほぼ全員の神戸大MBA生が挙げるであろう印象的な授業は「経営戦略応用研究 I ・ II」(PDF 210 KB) であります。内容はいやしくもMBAを志願した人間にとっては非常に魅力的でありますが、その授業課題の量が半端なものでなく、授業のある期間は半年にも満たないものですが、多くの人が週末は徹夜続きになっていたようであります。しかし、この授業を担当されている先生はなかなかの熱血漢で、学生の質問には真摯に、懇切丁寧にお答えして下さいますので、神戸大MBAを目指されている方にとっては、お楽しみの一つといったところでしょうか。

次に印象に残ったイベントは、英国短期留学なる授業で、単位もちゃんと2単位頂けるものであります。留学というより、滞在といったほうがいいぐらいの短期間ですが、彼の地にある大手企業を訪問して、担当者とのディスカッションも楽しめ、なかなか他では味わえない、これまた神戸大MBAならではのイベントであったと思います。

7. 今後のキャリアプランについてお聞かせ下さい。

色々な職種で専門職○○といわれる人達がいますが、私もご多分にもれず、医者○○で、世界が狭かったのですが、神戸大MBAを経験し、異業種の方達との交流を経て、明らかに視野が広がり、世界が広がったと実感しております。さらに、修士論文のテーマを今後も研究し続けたいという強い欲求を持つようになりました。

8. これから受験を考えているみなさんへのアドバイスをお願いします。

ピーター・ドラッカー語録に、確かこのような一文があったと思います?「真に教養のある人というのは、終生学び続けなければならないということを自覚している人である。」?この言葉を神戸大MBAを目指す人々に送りたいと思います。