2015年度テーマプロジェクト発表会 金賞チームインタビュー
金賞
メンバー:有吉譲治、桑田宏紀、高島晃、東郷一弘、橋本晃行、藤代祥之
(※五十音順、敬称略)
Q1. 準備にはどれくらいかかりましたか?
(有吉) 7月末にチームが結成され、本格的にテーマ選びを始めたのは9月に入ってから。早速テーマ選びから難航し、テーマが決まったのは第一回目の発表を目前に控えた10月初旬でした。「みんな大好き」という理由でラーメン店の研究をすることに決めたものの、業界の伝手も知識もゼロ。そこから最終発表の1か月前の1月までラーメン店の何を研究するのかすら定まらず、インタビューは行うもののそこから何を得たのか分からない日々が続きました。そのとき「人生を変えるMBA」に書かれていた「問題がなければ研究にはならない」という言葉を見て我々はなぜ研究しているのかを見つめなおし、何名かの教授にお話を聞いた結果、プロジェクト研究の意義に気付き、研究内容を変更したのは最終発表3週間前。そこからさらに試行錯誤を繰り返し、最終発表日前日の合宿を通じて、発表当日の朝にようやく資料が完成しました。
(桑田) メンバー集めは7月20日に開始して、話がトントンとまとまり、その週のうちに6名でチーム結成しました。 業種や役職・年齢も異なる多様な個性が集まりましたが、チームワークは非常に良く、互いに“いい意味”で刺激し合えたと思います。 活動が具体化したのは9月からで、土曜のMBA授業後に集まって議論を行い、足りない部分は電話会議と携帯メールで補いました。 特に携帯メールの件数は多く、後から集計すると一日平均40通もやりとりしており、家族や会社の同僚よりもよほど濃いコミュニケーションを交わしました。 そして12月26日の中間発表会で鋭い指摘(励まし)を受けたことで、ネジを巻き直し、年末年始を「テーマP」と共に過ごしました。しかし、なかなか満足のゆく結論に至らず、悩み抜いた結果、残り2週間の時点でケース企業を増やすというチャレンジに挑みます。そこから更にギアを2段上げて最後まで走り切りました。
(高島) テーマプロジェクト研究はチーム結成から自分たちで行います。早いチームだと5月あたりからチーム編成をしていましたが、我々は全体でも遅い方で7月の下旬ごろにメンバーの決定をしました。チームメンバーは6名で私は1名を除いてほとんどお話をしたことのない方々でしたが、これまでの授業での印象や顔合わせで飲みに行った印象などから、このメンバーなら面白い研究になると思いメンバーになることにしました。
打合せするにあたり、メンバーの物理的な立地は悪く、福山1名・姫路1名・神戸地区2名・大阪地区2名とバラバラなことに加え、全員が多忙なため、必ず全員揃うのは土曜日の授業後しかありませんでした。このような事情もあり、当初要領よく打ち合わせをしようということで、顔を合わせての打ち合わせは毎週土曜日1回、必要に合わせて平日に電話(スカイプ)会議を行っておりました。
そして4か月が過ぎ、12月末に中間発表がありました。自分たちが考えていた完成度は高かったはずでしたが、多くの厳しいご指摘を頂き、このままでは良い結果にはならないという認識がチームに宿りました。
そこからは、年末年始も打ち合わせをし、平日は頻繁に2~3時間の電話会議、物理的に会えるメンバーだけでの平日打ち合わせ、そしてチーム唯一のルールであった、家族サービスの為に日曜日は一切打ち合わせを行わないということも、1度だけ破ることさえありました。その結果、最後の1か月間はこれまでの4か月間にも勝る取り組みができ、金賞を頂ける大きな要因になりました。
全チームが半年間必死で取り組んできた成果をぶつけ合うプロジェクト研究は、要領よく良い結果は残せない、迷いながらもがき苦しむことが重要であると改めて思いました。
(東郷) 7月のチーム結成からテーマ選定までは、紆余曲折ありましたが、メンバー間でインタビューやライブラリーリサーチの役割分担を行い、お互いに議論をぶつけ合うといったように、メンバー間で良い刺激をしあいながら、進めることができたように思います。ただし、その後、いかに研究としての価値を見出していくのか、については大いに悩みました。他の方も書いておられますが、年末年始から発表までの期間は、テーマプロジェクト一色の日々だったように思います。発表ぎりぎりまで、メンバー全員で最後まであきらめずに議論し尽くしたことは、忘れることができない記憶です。
(橋本) 7月末にチームが結成され、最初はチームメンバーが各自でテーマ案を考え、皆でディスカッションするという形式で進めていきました。地理的な環境からチームメンバーが平日に集まるのは難しかったため、平日はSkype、土曜日の授業後はFace to Face、日常のコミュニケーションはFacebookでグループアドレスを作り議論する、というアプローチをとりました。我々のチームはしっかりと議論をして、メンバー全員で合意形成するというルールでチーム運営を進めていたため、Skype会議でも日付が変わるまで議論することも頻繁にありました。
(藤代) 7月末のチーム編成から始まり2月初旬の発表まで、半年以上の長丁場でした。最初の顔合わせでは初めて話をするメンバーも多く、お互い様子を見ながらのコミュニケーションでしたが、毎週の打合せとその後の呑み会を重ねるにつれ、それぞれの思いや考えが共有でき良いチームワークが形成されたと思います。日々の情報交換はFacebook Messengerで、議論は毎週土曜日の打合せと、平日夜のSkypeを使った電話会議で行いました。12月末の中間発表会まで、メンバーでライブラリー調査やケースインタビューを重ねつつ、順調に進んでいるように思っていましたが、実際は9位と厳しい評価を頂きました。その時点をきっかけに、危機感からチームメンバーの中でのテーマプロジェクトの優先度が高まり、発表が近づくにつれ活動も一層活発化しました。各人がインタビュー、データ分析、ライブラリー調査など出来ることを行い、皆で集まって議論をして悩む、を文字通り発表直前まで繰り返しました。
Q2. 入学から4ヶ月を振り返って、実際のMBAの授業はいかがですか?
(有吉) はっきり言って私は真面目な学生ではなく、授業を語る資格はないと思っていますが、プロジェクト研究に関しては、たくさん悩みながら、さらに楽しみながら没頭できたと言えます。私自身はシューズのメーカーですので、テーマプロジェクトで研究した飲食店業界は何のつながりもないと最初は思っていました。しかし実際に研究を進めていくと、顧客体験に関するマーケティング、口コミマーケティング、人材育成、オペレーションなど驚くほどたくさんの自分の業務の参考になる知見を得ることができました。座学の授業は自分の興味の有無によって評価は様々あると思いますが、自分に必要だと思う知識を授業で学び、それをプロジェクト研究でさらに深めていくという体験は非常に貴重なものであると思います。
(桑田) ちょうど1が経過しますが、振り返れば本当にバラエティに富んだカリキュラムだと思います。 MBAで理論を学ぶことで、普段会社で何気なくやっていることや、経験則による知識、漠然とした疑問に対し、体系的に整理して補強できることが多く、それだけに実際の業務に直結した授業内容だと思います。 しかし、体力的な負荷は想像以上にきつく、日曜はもちろん平日の夜もレポート作成や準備に追われる日々がずっと続くため、時間をいかに確保するかが鍵になります。 特に複数の課題の納期が重なった週末などは、時間的にも体力的にも本当に厳しい状況に追い込まれ、且つモティベーションを高く保てないと乗り切ることができません。 そんな毎日を過ごしていると、イマイチ気持ちが“乗らない”ような時でも、気持ちをグイッと持上げる切替え方が上手くなったように感じます。 また、ケースPとテーマPというふたつの「プロジェクト方式」研究は、計算しつくされた仕組みだとつくづく感じます。 実際に体験しないことには、そのすごさを感じ取ることができないのですが、プロジェクトにどんどん引き込まれて熱中する中で、信頼できる“戦友”と共に学ぶことで「生きた学問」としての実地の知識を吸収できたことは何事にも変えられない経験だと心底感謝しています。
(高島) 授業の印象として、もちろん先生が講師になる所謂ビジネススクールの授業も学びになる部分も多いのですが、やはり神戸大学MBAの目玉でもありますケースプロジェクト研究・テーマプロジェクト研究が一番印象に残っております。
通常の授業が終わった後、各チーム空いている教室にて終電まで課題に取り組んでいました。チームによっては平日の夜や日曜日、盆暮れ正月も研究に取り組みます。
それが各プロジェクトともに5か月間続くのですから、メンバーとは大変親しくなれますし、まったく異業種の同級生が多いため、その仲間と研究に没頭し、一定期間を深くかかわるということは何にも増して学びになると思いました。先生から与えられる授業を基礎に、自分たちで学びを掴み取っていくのが神戸大学MBAであると言えます。
(東郷) 教授陣からの講義による学びに加えて、学生間での切磋琢磨、そしてプロジェクト研究を通じた実践は、我々社会人が日々の仕事の中で直面している課題に対する解決策を見つけ出すのに大いに役立っています。働きながら学ぶ我々にとって、これらのカリキュラムに本当に満足しています。
(橋本) 実ビジネスにおいて、「理論と実践の2つの軸で物事を考える習慣を身に着ける事ができる」、それが私の考えるMBAの授業を通じての一番の学びです。通常の授業では個人、プロジェクト研究ではチームに課される課題を通じて、説得力のある理論を構築するという演習を何度も経験できるようにプログラムが構成されています。その中でもテーマプロジェクト研究はチーム編成・研究テーマなど、全てをゼロベースで考え、理論を積み上げていくというM1生として学んできたことの集大成的なプログラムであると言えます。
(藤代) あっという間に一年が経ちました。4月に緊張しながら、授業を受けていたのを懐かしく思います。経営の基礎的理論に関わる講義から実務的な講義まで、幅広い内容について学ぶ機会があり、大変有意義な一年だったと思います。特に、この1年での社会人MBAの利点は2つあったと感じています。1つ目は、実務問題と知識のつながりです。MBAの学生は皆、会社業務や経営に対する何らかの問題意識を持っています。私も会社では新たな役職を任され、わからない事だらけの状態でMBA生活を続けていました。そのような中、講義で出会う新しい知識や概念にはっと気付かされ、自身が抱える問題に対する解決の緒が見つかったことが何度もありました。これは、仕事と学生で忙殺される生活を送るからこそ得られるメリットだと思います。2つ目は、ケースやテーマに代表されるチームでのプロジェクト活動です。神戸大学のMBAには、様々なタイプの優秀な同級生が溢れており、そんな仲間と共に切磋琢磨することは本当に良い刺激となります。仲間とのチーム活動を通して様々な知識や理論を学んでいく、また仲間の凄さを感じながら自分の長所・短所を省みて学んでいくプロセスは、ここでしか得られない経験だと感じています。
Q3. 発表会の準備で大変だったことは何ですか?優勝の感想と併せてお答え下さい。
(有吉) 「なぜテーマプロジェクトでこの研究をするのか」という問題意識を持つことの必要性、さらにテーマプロジェクト研究を行うことの意義は何なのか、ということを本当の意味で理解するまでに大変時間がかかったと思っています。個人経営の飲食店を研究して本当に経営学的に意味があるのかという葛藤と、ラーメン店の研究から始めたためにテーマがイロモノであるという意識から、絶対に理論的に裏付けられたものにしなければならないという意識を常に持ち続けて研究を進めました。とはいうもののその理論とは何なのかをなかなか見つけることができずに大変苦労しました。そのような中で優勝を勝ち取ることができた最も重要な要素は、メンバー6人全員が常に楽しく明るく同じ目標に向かって、実質的に誰一人欠けることなく突き進めたこと、そしてメンバーの中に「絶対に優勝する」という強い思いを持ち続けてチームを引っ張ってくれた人がいたことだと思います。長丁場であるからこそ、チームワークやチームのモチベーションが一時的に低下することもあると聞きますが、それが一切なくバランスの取れたメンバー全員が力を発揮できたことが優勝できた要因であり、なぜテーマプロジェクト研究でチームメンバーの人数を指定しているのかも理解できた気がします。
(桑田) 研究の題材に「ラーメン」を選んだことがすべての苦労の始まりでした。 当初は別の堅いテーマを検討していましたが、松尾先生から「パンチのあるテーマに取り組んで欲しい」とのコメントを頂いたこともあって、思い切って“針”を真反対に振り切りました。
「ラーメン」は確かにインパクトはありましたが、経営学の研究という観点からは「イロモノ」とか「飛び道具」の範疇で終わってしまいかねません。 そうならないために、この素材をどんな切り口で“切って”「ひとつながりのストーリー」に仕立て上げ、更に他業態でも通用するような経営的インプリケーションを導出するか、ということを考えに考え抜く日々が発表の前日まで続きました。 そんな追い込まれた局面でも、メンバーみんなが主体的に真正面から、そして明るく取り組んだことがハードルを乗り越えられた原動力だったと思います。 すばらしいメンバーにめぐり会えたことを何よりも感謝したいと思います。 また金賞受賞の喜びをケース企業の社長にご報告したところ、自分のことのように喜んで頂き、したたか酒を飲み交わしたことは何にも増して得がたい体験になりました。
(高島) 先ほども言いましたが、テーマプロジェクト研究は自分たちですべてを考えて取り組むプロジェクトです。他のメンバーも苦労として挙げていますが、我々は発表1か月前までは、「超人気ラーメン店の経営の秘密」について研究しており、このテーマの切り口にこだわったことが、最も苦労したポイントであります。なぜ苦労したかを話せば長くなるので割愛しますが、最終的には、「オンラインレビュー」が与える企業経営の変化についての研究を飲食店という切り口から取り組むことにし、その中にラーメン店を取り込むことになりました。
結果から見れば、そのことは大正解で金賞を頂けましたが、発表まで1か月もない時期に、4か月間取り組んだことをすべてではないが大半を捨て、新たな企業に焦点を置くということは、大変な決断であったと思います。
なぜ、そのようなことをメンバーが6名いる中で可能だったのかと振り返ってみると、メンバー全員の目的意識が同じであったからだと思います。プロジェクト研究の担当教授が口癖のように言っていた「勝ちにいってください」という言葉が示す通り、このプロジェクト研究は競争であり、それを勝ち抜くことが一番学びになるということを理解していました。その意識から、今からでも方針を変えたほうが、良い学び(良い結果)になると、考えることができたからこその決断であったと思います。
そんな状況もあり、発表までの最後の1か月間は毎週チームで楽しみにしていた餃子とビールの乾杯をする時間はありませんでした。優勝した当日にした乾杯は、言葉では表現することのできない格別な味で忘れることができません。
(東郷) 前述しましたように、いかに研究としての価値を見出していくのか、が最も大変だったように思います。我々の選んだテーマは当初「ラーメン」だったわけですが、「ラーメン」という題材のみで、どうやって新たな示唆を得ることができるのか、という点には大いに悩まされました。結果として、ラーメンから飲食店に視点を変え、その横串としてオンラインレビューを選んだわけですが、その過程は決して平坦なものではなく、メンバーが最後まで徹底的に議論し、考え尽くした結果ではないかと思っています。最後に金賞という栄誉を得ることができ、メンバーには本当に感謝しています。
(橋本) 研究テーマはラーメン業界を研究する形でスタートしましたが、我々が最初に立てたリサーチクエスチョンは既に自明であった点、ラーメン業界のみの研究では単なる事例報告になる点など、議論を重ねれば重ねるほど、大きな壁に何度もぶち当たりました。最終発表の1ヵ月前まで、研究テーマが定まらず、金賞は厳しいのではないかと頭をよぎったことを覚えています。
1)研究テーマの新規性、2)リサーチクエスチョンの着眼点、3)導き出した解に対する説得力、この3点をチームメンバーで徹底的に議論する中で、自分達の考えの浅さに気づかされ、プロジェクトが前に進まないということを何度も経験しました。最終的には発表2週間前に研究テーマを変更するという決断をし、ケースインタビューもやり直す形になりました。今だから言えますが、皆で合意できたストーリーが構築できたのは、発表当日の朝でした。これらの過程を経て、最後の最後までチーム全員で課題を乗り越え、松尾先生から金賞チームは「麺’s Club」と発表があった時は目頭が熱くなりました。6ヶ月という長いプロジェクトでしたが、常にチームワークと個人ワークのバランスを意識できるチームメンバーに巡り合えたことが私にとって何よりも財産です。「麺’s Club」の皆さん、たくさんの学びをありがとうございました。
(藤代) ラーメンというキーワードをスタート地点として、それを研究とよべるレベルまでどう昇華させるかが本当に大変でした。初期のテーマ決定から始まり、中間発表を経て最終発表まで、チームの中で本当に様々なアイデアを検討しました。良さそうに思えるアイデアはいくつもありましたが、その方向で研究を進めるとしばらくして壁に当たるという経験を何度もしました。時間のプレッシャーを抱えながらも、これでは金賞は取れないと、勇気を持って元に戻り別の方向を模索することを続けました。チームメンバーは皆、出口の見つからない迷路を進んでいる気持ちだったと思います。先が見えない期間が長かっただけに、優勝の発表を聞いた瞬間は本当に感動し、金賞の賞状をもらいながら目が潤みました。本当に素晴らしいチームメンバーと一緒に、素晴らしい経験をさせてもらえたと思います。
Q4. 今後の抱負をお聞かせ下さい。
(有吉) 正直な話、まだ、MBAで何を自分の身にすることができているのか、それらをどのようにすれば自社の経営に活かすことができるのかということを実感できてはいません。しかし日々の業務を行う中で、以前よりも自分の思考や答えの見つけ方の幅が広がっているということは感じています。またテーマプロジェクト優勝発表の瞬間は、それまでのテーマ全員の努力が報われたという思いと、痛風を発症しながらもメンバーで楽しんだラーメン&ビールの思い出に、前日の徹夜と断酒も相まって、数十年ぶりに身震いがするような感動を味わえ、プロジェクト全体を通じて今後の業務につながる非常に貴重な体験ができたと思います。経営に答えはなく自分で答えを創り出さなければならない、らしいので、その力を少しでも高められるように、残りのMBA生活を満喫していきたいと思います。
(桑田) チームメンバーからは、高いハードルに果敢に挑戦し、そして最後まで諦めずにやり切る姿勢を教えられました。 テーマPで金賞を受賞できたとは言え、自分という人間が変わる訳でも何か資格を得る訳でもありません。 同期の中では比較的年齢の高い私ですが、学ぶことに「遅すぎる」ことはないと思いますし、まだまだ学び足りないと感じています。 これからは金賞の栄誉に恥じないよう自分を高めて、修論に、会社業務に取り組んでいきたいと考えます。
(高島) テーマプロジェクト研究で得た学びは大きく、研究対象企業やチームメンバーの考え方にも大きな影響を受けましたし、取組に対して金賞を頂けたことも大きな自信となりました。これから本格的に修士論文に取組ますが、これまで得た知識を活かして仕事に活かせる良い取組にしていきたいと考えております。
(東郷) 今回のテーマプロジェクトでは、メンバーから影響を受けたこと、学んだことが、本当に多くありました。これらのかけがえのない経験を修士論文や日々の業務に活かしていきたいと考えています。
(橋本) プロジェクト研究のチームタスクが終わると、今後は修士論文という個人タスクに入ります。テーマプロジェクトのプロセスで直面した課題と同様、研究テーマの新規性、リサーチクエスチョンの着眼点を考えているフェーズです。これまでのMBAで学んだ授業の集大成として、実践に生かせる研究テーマに取り組みたいと考えています。また、MBA期間中に同級生と共有できる時間も少なくなってきました。共に学んだ同級生および神戸大学MBAを卒後された諸先輩方と将来に繋がる人脈の形成ができればと考えています。
(藤代) ケースプロジェクト、テーマプロジェクトとチームでの研究でしたが、修士論文は個人での研究活動になり、今までとは違う苦労が待っていると感じています。改めて神戸大学の社会人MBAに行こうと考えた際の自身の問題意識と向き合い、この1年間での学びを業務にどう活かしていくかを考えながら、残りの半年間に取り組んでいきたいと思います。
優勝チームの皆様、ご協力ありがとうございました。そして、おめでとうございました!