2016年度ケースプロジェクト発表会 金賞チームインタビュー

金賞

メンバー 大野寛人、清水崇史、中尾仁美、野々村一志、町田洋一、三木基史
(※五十音順、敬称略)

2016年8月6日(土)、神戸大学本館306号室で行われたケースプロジェクト発表会において、激戦の末、見事優勝を勝ち取られたチームにインタビューを行いました。

Q1. 準備にはどれくらいかかりましたか?

(大野) どのチームも同じだと思いますが、4月の入学直後から着手しておりましたので、4か月は要していると思います。我々は主に近隣在住のチームでしたので、土曜日の講義終了後はもちろんのこと、場合によっては平日にも集まって議論を交わしました。LINEなどでも意見交換はしましたが、建設的な議論というよりかはブレインストーミングのような役割を担っていたと思います。時には雑談に近い話に1時間近く消費してしまうこともありましたが、今思えばこのようなフランクな空気のおかげでチームの親睦を深めることができたのだと思います。

(清水) 4か月みっちり準備に費やしました。私たちのグループは、対面の打ち合わせを基本としていたので、土曜日の授業後や平日の仕事終わった後、時には日曜日にも集まり議論をしました。誰かが納得しなければ、納得できるまでとことん議論していたので、長い時には昼から深夜まで打ち合わせをすることもありました。住んでいるところが比較的近く、集まりやすい環境であったのが良かったと思います。

(中尾) 4ヶ月です。毎週土曜日は授業後に集まり、大学内で打ち合わせを進めていました。メンバー全員の自宅が近かったことを最大限活用し、平日や休日も近くのファミレスなどに不定期に集まって進めていました。資料を探したりインタビューを行ったりは、基本的に各自分担して行い、土曜日の議論で集約して前に進めていました。

(野々村) ケーススタディが始まってから、発表まで4ヶ月間しっかり取り組みました。金曜日の授業の後、土曜の授業の後、日曜日や平日の夜などできるだけ皆で集まって議論をし、インタビューやヴィジュアル資料の作成なども役割分担して進めました。LINEやGoogleDriveなども随分活用しました。

(町田) ケースプロジェクトは4月から8月初旬ですので、約4ヶ月になります。基本的に土曜日の講義終了後、メンバーで集まり討議。必要に応じて、日曜日、平日にも集まりました。

(三木) 4月以降の土曜日は、ほぼ毎週、授業終了後にミーティングを実施。発表前は平日も業務終了後に集合し、わりと時間をかけて議論しました。

Q2. 入学から4ヶ月を振り返って、実際のMBAの授業はいかがですか?

 

大野

新鮮な体験の連続ですが、正直ついていくのがやっとといった状況です。仕事では時間が限られているためスピード勝負で片がつくこともあるのですが、学問は許してくれません。普段使わない脳を使っているのが分かり、新たな学びに喜びを感じることも多いのですが、どれをどうやって業務や将来のキャリアに生かしていくのかというのが今後問われるのだと思います。

清水

先輩の話を聞いてある程度は覚悟していましたが、想像以上に大変だなと実感しています。私は、人一倍要領の悪い人間なのでいかに時間を作って効率良く勉強を進めるか、自分なりに工夫しながらやっています。毎週の課題に追われ、睡眠を削る毎日にへこたれそうになりますが、同じ苦労を味わいながら頑張っている同期の姿に励まされて頑張っています。

中尾

厳しいとか睡眠時間が削られるというお話は入学前から伺っていましたが、正直想像以上でした。特に体が慣れるまでの2ヶ月程は本当に辛かったです。しかしながら素晴らしい教授陣から学ばせて頂くこと、同級生や上級生の皆さんから学ばせて頂くこと、すべてが刺激的で本当に掛け替えのない学びであると思います。

野々村

事前課題や、事後課題、教科書や紹介いただいた参考図書など、宿題に追われる毎日でした。その間にケースプロジェクトを進めていかなければならない、一方で仕事も家庭もありますから、ペースをつかむまでの時間配分にとても苦労しました。

町田

学識豊かな先生方に教えていただけることは貴重な経験だと考えています。

三木

事前事後のレポート作成など、想定以上にきついです。

Q3. 発表会の準備で大変だったことは何ですか?優勝の感想と併せてお答え下さい。

大野

序盤の議論では切り口がなかなか見つからず、皆の論点がバラバラだった時が最も苦労しました。ただ、第一回のマイルストーンの時点で技術的な側面に絞り込むことができており、その後はエビデンスを集めることに集中できました。とはいえ我々の考える程度ことは当然シャープの経営陣は考えている訳で、当時の経営陣の盲点を探るというミクロな段階に入った時に再度出口が霞んで見えたことをよく覚えています。その後メンバーが技術的側面に関する重要な文献を見つけてきてくれ、それに対するインタビューで裏付けを取れたことが我々の論に説得力を持たせることができたと思います。インタビュー内容だけに頼ることをせず、言葉の意味と筋立った論理の流れを大切にし、それの裏付けとしてインタビューを実施するという、基本的な論理の流れを本番に上手く伝えられたことが優勝につながったのだと思います。

清水

「シャープはどこで何を間違えたか」という共通のテーマに12グループが取り組んだので、自グループはどこにポジションをとるか、他のグループとの違いは何かを明確にするのに非常に苦労しました。最初のテーマ設定でつまづき、狙いをつけていたポジションを他のグループに奪われ、ふりだしに戻った時は不安だらけでしたが、グループ全員で徹底的に議論を重ね皆が納得できる内容に仕上がったと思います。

中尾

誰も顔にも口にも出しませんでしたが、時間の調整は各自かなり大変だったのではないかと思います。仕事、プライベート、MBAの様々なイベントなどと上手に調整しながら顔を合わせて打ち合わせを行っていました。優勝が決まり、その後全員でお疲れ様会を行った時は本当に嬉しかったです。チームのメンバーすべてに感謝の気持ちでいっぱいです。心からありがとうございました。

野々村

4月に初めて顔を合わせたメンバーで、またそれぞれ業種も立場も異なり、日頃の仕事と随分勝手が違いました。言葉は同じでもそれぞれ少しずつニュアンスが異なっていたり、そういう部分の擦り合わせというか、そのあたりが苦労するところでした。

そんなん苦労の中で、また本MBAの中でも大きなプロジェクトの一つで結果を出せたことは嬉しさもひとしおです。チームのメンバー全員がMBAで学んでいく中で、一つの自信に繋がったのではないかと思います。

町田

資料の調査、意見を集約させていくことでしょうか。但し、メンバーは皆、優秀かつ大人な方ばかりであったので、苦労も楽しく、大変であったとは思いません。
優勝したことについては、やはり優勝を目指して努力して、成果が得られたわけですので、素直に嬉しいし誇らしい気持ちです。

三木

優勝はメンバーに恵まれたおかげです。
論旨の軸が、ぶれそうになったときの修正に注意を払いました。

Q4. 今後の抱負をお聞かせ下さい。

大野

慌ただしく毎日が過ぎてゆき、残りの1年も気づけば終わってしまうというある種の恐怖を覚えます。単なる思い出や達成感だけに終わらないように、どう業務やキャリアに生かしていくかを常に内省しながら学んでいきたいです。幸運なことに大変優秀な方々に囲まれており、外的刺激に不足することはありません。謙虚な気持ちを忘れることなく、走りながらも考えられるような思考力を養っていきたいです。

清水

気づけばあっという間にMBA生活約1/3が過ぎました。少しは慣れて余裕が出てくるかと思いきや、課題に苦しむ毎日は相変わらずです。もっと要領よくこなして、一つでも多くの知識と経験を得て卒業できるよう頑張ります。

中尾

残り1年、悔いの無いよう精一杯学ばせて頂きたいと思います。
Without haste, but without rest.

野々村

これから、テーマプロジェクト、修士論文と続いていきますし、授業も続きます、今回のことを活かして、より成果の上がるMBA生活を過ごしていきたいと思います。

町田

    1. テーマプロジェクトでも優勝すること
    2. M1後半戦の授業をマジメに受け、成果を出すこと
    3. 納得できる修士論文を書くこと

    につきます。

三木

後半のカリキュラムならびにデータPJ、修論を身のあるものにしていきたいと思います。

 

優勝チームの皆様、ご協力ありがとうございました。そして、おめでとうございました!