2018年度入学生の研究状況(担当:三品 和広)

「現代経営学演習」

担当:三品 和広

目的、テーマ

テーマは経営戦略で、目的は所属企業の経営陣もしくは各自の上司に建議書を書くところに置いています。経営戦略を語る以上、それを決める階層に食い込まないことには話になりません。また苦労してMBA学位をとる以上、その努力が所属企業で認知されなければ面白くありません。それゆえ、建議というスタンスにこだわります。上司がいない学生は、建議書の想定読者を社員や仲間に置き換えます。

ゼミの雰囲気

適度な緊張感がみなぎっていると思います。M2に入ってからは個別面談形式で進めているため他のゼミに比べると仲良し集団とは言えないかもしれませんが、未来を見据えて目を輝かせている学生が少なくとも3分の1、甘く見れば2分の1以上います。残りはその状態に入る前の段階で、こちらは目が泳いでいます。6月に入って落差が大きくなってきており、誰を掴まえるかで印象が大きく変わるゼミと言ってよいでしょう。

現在までの進捗状況

先行しているのは、新たな事業立地を切り拓く起業構想に取り組んでいる7人と、起業が成功した経緯に関する裏社史を書きに行っている1人です。この起業系の集団は11人まで膨らむ可能性が見えています。残る4人は必ずしも好調と言えない基幹事業のリインベンションに取り組んでいますが、こちらは軒並み苦戦しており、テコ入れを必要としています。先行組も越えるべき壁にぶつかるタイミングを迎えつつあるので、まだまだ気を抜けません。