2018年度入学ガイダンス

2018年度専門職大学院(MBAプログラム)入学ガイダンスのご報告

3月24日(土)、神戸大学大学院経営学研究科専門職大学院は73名の2018年度の新入生を迎えて、一足早く入学オリエンテーションを行いました。この六甲台キャンパスで行われたオリエンテーションとその後ウェルカムパーティの様子について報告します。

オリエンテーションは、例年通り2部に分かれて開催され、第一部では本学名誉教授の加護野忠男先生のお名前を冠したMBA加護野忠男論文賞の表彰式、第二部では入学ガイダンスが行われました。またその後、アカデミア館「さくら」に場所を移してウェルカムパーティが催されました。

2017年度の加護野忠男論文賞の受賞作は以下の3作でした。2017年度に提出された神戸大学専門職学位論文の頂点に立つ論文です。

  • 金 賞:久保 純さん (髙嶋 克義ゼミ)
    「育薬に特化した製薬企業の創薬への道:新旧バイオ医薬品から学ぶ創薬と育薬とそのバランスの重要性」
  • 銀 賞:大野 寛人さん(國部 克彦ゼミ)
    「異業種の農業参入が共創する経済的価値と社会的価値:兵庫県の参入事例からの考察」
  • 銅 賞:吉田 康政さん(原田 勉ゼミ)
    「マトリクス組織をグローバル規模で効果的、効率的に運営する経営革新「クロスミッション経営」に関する研究」

 

表彰式では、メディア、ビジネス、アカデミアの各分野を代表する審査員の先生方から講評をいただき、その後受賞者の方々に表彰状が手渡されました。加護野先生からは、他の候補作を含めどの論文も会社のトップに読んでもらいたい出来であり、いよいよMBA論文の完成形に近づいたのではないか、というコメントをいただきました。コースワークで知識を得るだけでなく、それをベースにして現実の価値ある課題を見抜き、とことん調べ考え抜くMBAにおける論文の重要さを会場にいる多くが感じたメッセージでした。改めて受賞した方々、おめでとうございます。

 

第二部では、まず上林憲雄本学研究科長による歓迎の挨拶とともに「このMBAを目指そうと思った時の気持ちを忘れずに」とのメッセージが送られました。続いて、教務からの修学のガイダンスと手続きの説明や注意事項が説明されました。さらに、短期海外研修プログラムの紹介、MBA修了生からの1年半を過ごすにあたっての体験に基づくアドバイスが行われ、最後にMBAcafe、経済経営学会、現代経営研究学会など神戸大学経営学研究科の様々なコミュニティへの入会案内がされました。

その後、会場を「さくら」へ移し、上林新研究科長の乾杯を皮切りに、ウェルカムパーティが開かれました。ウェルカムパーティでは、オリエンテーション時の少し緊張した面持ちから一転し、和気藹々とテーブルの各地で自己紹介や歓談が闊達に行われていました。その中で戦々恐々となる者、素晴らしい時の始まりを予感する者など様々な様子がそこにみられ、同期となる仲間相互の刺激がすでに始まると同時に、この学年のカラーが作られはじめていることを感じました。

(文責)鈴木 竜太

当日の資料
【式次第】
【修学ガイダンス】

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