2022年度テーマプロジェクト発表会 金賞チームインタビュー
金賞受賞チーム「蟻×天」
メンバー:井本 淳一、岡藤 直嗣、河合 亮、桐島 寿彦、篠田(沖) 知佳、炭 昌樹、山口 泰人(※五十音順、敬称略)
2023年1月7日(土)、テーマプロジェクト発表会において激戦の末、見事優勝を勝ち取られたチームにインタビューを行いました。
Q1.準備にはどれくらいかかりましたか?
(井本 淳一)あっという間の5か月間でした。医療系メンバーで集まって、最新の研究テーマに取り組みたいという思いから、チームに加わりました。出だしから、今後の医療業界や日本の医療保険制度の問題、医薬品承認までの規制の問題、遠隔医療の問題など全員の課題意識の視座の高さにただただ圧倒されながら、テーマを決めていく過程を振り返ると、苦しい時もありましたが、全体を通じると最高に楽しかったです。メンバーの皆様の情報収集力の高さや、ポンポンと新しいアイディアが出てくるところ、どんなに面会の難しいトップ経営者であっても、物おじせずに猪突猛進でインタビューのアポを取ってくる交渉力、などなど全員がまさにprofessional。8月から11月くらいまではあっという間に『次のインタビュー』『次どうする』って感じで、テンポよく色んな情報が集まって、みんなの意見がぶつかって絡み合って、全てがうまく進んでいった気がします。『何をテーマにするか』というゴール志向というより、『治療用アプリ』の開発を手掛ける企業さんのインタビューの中で、どんなフレッシュな『ネタ』があるかを見つけていく、そんな自分たちの『ワクワク』を大切にして、楽しみながら進められたことが、結果として最高の結果に繋がったのかと思います。
(岡藤 直嗣)7月30日のケースプロジェクト発表後から、取り組みたいテーマが明確にある方、論文での研究テーマはあってもチームとして取り組みたい課題までは考えが回らなかった方、それぞれだったと思います。私は後者で、テーマプロジェクトを認識しつつも、どのような問題意識をもとに知見のあるメンバーを集め、テーマを選んでいくかについて大海に漕ぎ出す小舟のような気持ちであり、苦労するのではと危惧していたところでしたが、幸い明確な問題意識のあるメンバーが集まった中に加えていただくことができました。自身が知見のある分野とは異なる医療分野の専門家が集まったチームで、自身が価値を提供できるか非常に不安でしたが、せっかくMBAに学びに来たのだから、全く知見の無い分野でもできるだけの貢献をしたいという気持ちで参画しました。9月以降12月中頃まで、スタートアップ・大手製薬企業それぞれにヒアリングを行い、おおくの情報を得て業界の構造や各社の組織行動も見えてくる中でチームの認識も共通的なものになっていきました。12月中旬ごろには問題意識と問いの絞り込みがほぼ意思統一でき、発表に向けた準備に入りました。テーマが絞られていたことで、時間を効率的に活用できたのではと考えています。
(河合 亮)まだケースPJの発表を準備している7月後半にテーマPJのチーム参加について沖さんからお声がけいただきました.8月12日に初回のミーティングを開始してから,約5ヶ月強の期間,木曜日の21時からZoomで,土曜日の6限目の授業後はオフラインでミーティングを行い,準備を進めてきました.山口さん,沖さんがチーム結成前から候補テーマを考えていてくれたこともあり,スムーズにテーマ選定に着手できたと思います.12月中旬には関連するインタビューをほぼ完了していて,12月から発表のストーリーを精緻化する作業に取り掛かりました.年末年始は休めるように,12月29日までに資料はほぼ完成という状態まで進めました.1月7日の発表に向けて1月3日から資料の最終化と発表練習を行い,計画通り準備を完了させることができました.
(桐島 寿彦)ケースプロジェクトが終わってすぐに、医療関係や企業で健康管理を担当している7人でチームを結成しました。メンバーは医療規制や医療制度に対する問題意識を持っていて、医療におけるイノベーションの必要性を感じていました。ちょうどその時期に、高血圧の治療用アプリが保険収載されることを知り、治療用アプリを日本で最初に上市したCureApp社の事例研究をしようという流れになりました。毎週土曜日の昼休みと授業終了後に2時間程度と平日に1回ZOOMでミーティングを行いました。12月上旬には予定していたインタビューが全て終わり、あとはストーリーや結論をどうするか議論しました。メンバーの問題意識が一致していたため途中でテーマがぶれたりせずに進められたと思います。
(篠田(沖) 知佳)第1ターム終盤にかけて,自分のナレッジを活かしながらも刺激を受けられるメンバーに出会うことができ,本メンバー構成となりました。本テーマプロジェクトの授業初回前のお昼休みにみんなで集まってまずは顔合わせをし,問題意識としてのスタート地点を山口さんが合わせてくださいました。そこからは,桐島先生や炭さんの人脈を使いながらインタビューを開始し,毎週木曜日21時からオンラインでミーティングをするようになりました。みんな仕事で忙しいにも関わらず,ほぼ欠けることなくやれた気がします。そして,対面は土曜日の授業後。いつもファシリテーションと議事録を河合さんがしっかりやってくださり,たまに意見をばっさり切り捨てたりもしてたけど,それを優しく拾い上げる井本さん,岡藤さんはインタビューの準備だけでなく,ロジカルに先方へ鋭い質問をしてくれて,毎回このメンバーで集まるのが楽しくて仕方なかったです。8月から開始して12月には骨子は決まっており,あとはハイコンテクストな医療分野について,いかに分かりやすく聴衆の心を動かすストーリーに仕上げるかを,みんなであーでもないこーでもないと議論しました。ちょっとぶつかったこともあったけど,ね,岡藤さん,でもそれもとっても私は楽しかったです。みんなの意見を聞きながら最後はプレゼン資料に落とし込んでいきました。あーもう終わるんだなと最後の班活動の日は非常に寂しい思いを持ちました。
(炭 昌樹)初めてチームメンバーで集まった8月下旬に山口さんからテーマのご提案をしていただき、医療環境への問題意識に対する経営面からのアプローチを伺い、これから先の取り組みにワクワクしたのを思い出します。以来、土曜の昼休み・授業後と木曜夜の週2日のミーティングに加え、業界関係者の方へのインタビューを平日夕方に実施し、こちらは毎回なるべく全員が参加できるようにしていました。インタビュー後はチームメンバーで、インタビューの印象や仮説の再確認など簡単な振り返りを行いました。12月下旬にはミーティング回数を週に3回に増やしてラストスパートをかけました。全期間を通してチームで集まっていない時も、各自が自主的に情報収集をしたり、インタビューの実施可能性を探ったり、新しいアイデアを出したりととても活発で楽しく進められたと感じています。
(山口 泰人)蟻x天はケースプロジェクトの最終発表が終わって,医療や健康福祉に興味があるメンバーが集まって始まりました。最初の顔合わせで「規制とデジタルイノベーション」という大大枠の方向性を共有した後,ケース選定に少し時間がかかったものの,「治療用アプリ」の調査をすると決まってからはぶれることなく進めることができました。テーマプロジェクト期間中は平日週1回と土曜日講義後に集まりました。そんななかで,蟻x天というチームをすごいと感じたのは,無理だと諦めかけていた企業インタビューをあの手この手を使って実現したこと,そして実施したインタビュー全てが最終発表のケース事例となったことです。振り返れば,最初からメンバー全員の目線が合っていたお陰で,無駄なく深堀りできたのだと思います。非常に効率的かつ生産的に取り組めたのであっという間の5か月でした。
Q2. 入学から振り返って、実際のMBAの授業はいかがですか?
(井本 淳一)授業に臨む前準備として、息継ぎが出来ない10km遠泳を泳ぎ続けるように、毎週毎日課題やレポートに追われ非常に大変です。ただし自分が頑張った分だけ授業の吸収や理解が深まります。経営の各領域の第一人者の先生方が、密度の濃い内容でかつ熱心な授業を繰り広げて頂けるので、自分の理解や学びの幅を効率的に広げられた、とその厳しさにも大変感謝しています。
(岡藤 直嗣)神戸大学MBAを受験するにあたり、私は社内や知人に卒業生がおらず、あまり事前情報を持たずに学習を開始することになりましたが、そのカリキュラムの洗練度を学習が進むにしたがって強く実感しています。消費者に多くのタッチポイントを持つ企業の活動を取り上げた企業人として間口の広いS&Mに始まり、技術経営・サプライチェーンなど製造業を中心に企業内部の活動に着目したTOM、人的資源と組織というすべての企業に共通的な課題を取り扱うI&G、会計と財務について企業の置かれた状況を踏まえた理解を促すC&Rときて、それらを総合した企業の意思決定を問われるStrategyというコア科目の構成はこの順番でなければと強く実感します。選択科目でも定量的・定性的分析にそれぞれ寄与するとともに、起業家精神や企業の倫理に関する多くの科目があり、日々知的な刺激を受けながら教育体験を重ねています。徐々に本格化しているゼミの活動でも自身の考えの浅さを思い知ることばかりで、土曜の一日があっという間に過ぎる、本当に得難い経験をしています。
(河合 亮)入学前は本当に課題や授業にしっかり取り組むことができるか不安はありました.入学してみると始まったばかりの緊張感もあり,頑張って課題に取り組めました.それが習慣化され,いつの間にか当たり前のように課題をこなせるようになってきました.入学後すぐに開始する,テーマとチームが決まったケースPJ,自分たちでテーマとチームを決めるテーマPJに取り組むことで,修士論文作成に必要な知識が獲得できるようになっていると感じており,非常にうまく構成されたカリキュラムだなと改めて思いました.これら2つのプロジェクト研究は非常に大変ではありましたが,多くの学びがあったと思います.その他には,多様な企業に勤務されている同級生の皆さんとの交流もMBAの醍醐味だと感じています.それは自分の知らない世界の話を聞くことができることと,実際に勤務先のビジネスに繋げることができるという2つの意味で「良い出会い」があると思っています.
(桐島 寿彦)4月からコア科目のSales & Marketingから始まり、現在、最後のコア科目であるStrategyを勉強しています。毎回各領域の著名な講師の先生方の授業を聞き、クラス討議を行うことで、大変密度の濃い内容になっています。数ある授業の中でも、プロジェクト研究は非常に良く出来たプログラムと思います。事例と問いが予め決められていてチームで課題に取り組むケースプロジェクト研究、次に、チーム編成、事例選択、問いを学生が自ら決めて課題に取り組むテーマプロジェクト研究、最後は個人戦の修論へと繋がっています。一連のプロジェクト研究を行うことで、チームマネジメント力、論理的思考力の養成や定性研究の方法などを学ぶことができました。
(篠田(沖) 知佳)社会科学分野は,興味はあったものの,今まで全く触れてくることがなかったので,最初は本当に落ちこぼれていました。会社員を普通にやりながらなのに,容赦ないレポートの数,正直入学当初は,なんでMBAなんて入学しようと思ったんだ~なんで受かっちゃったんだ~と後悔しましたね。でも,本当にこのメンバーに出会えたことで何か吹っ切れた部分がありました。みんなが私らしく居ていいと言ってくれてたような気がして(きっとそんなこともないんだろうけど笑)このメンバーが私の自己肯定感を持たさてくれたように思います。授業では得難い知識を教授陣に授けて頂いているものの,それも若干ミズモノのような感覚,一方で何より神戸大学にはこのチームで取組むプロジェクト研究がある。分野も違う多様な方々の中で言葉の定義から揃えないといけないけれど,それでもクセになってしまうような感覚があります。チームワークって素晴らしいなと思える瞬間にたくさん出会えます。うん,本当に楽しい!
(炭 昌樹)興味はあったものの、受験を決める前は書籍などから独学でということも考えていましたが、実際に入学してみると、独学では手をつけることがなかったであろう領域も、学んでみると大変興味深く、これまでになかった視点で社会を見ることができるようになった感覚です。また授業に関連したたくさんの書籍をご紹介いただきますが、マイペースで読んでいたころとは違い、かなりスピード感をもって読んでいかないと授業に間に合わず、短期間に集中して学ぶことができています。異業種のクラスメイトと毎週末に職場のことを話し合えるのも得難い環境です。特に、ケースプロジェクト、テーマプロジェクトのチームメンバとは長い時間を共有するため、多くの学びがありました。振り返ってみると、自身の周りを見る目が変わってきたことに気づきます。人生を変えるMBA。さらに良い方向に自身のものの見方を鍛えていきたいと思っています。
(山口 泰人)大きな期待を抱いて入学したものの,最初は挫折と苦悩しかありませんでした。定性研究で何が言えるのか,講義の内容は理想論すぎないか,型にはまった思考に陥ってしまわないか,自問自答を繰り返しました。こうした悩みを解消してくれたのは,ケースプロジェクトでした。ここで一つ達成感をもち,自分がMBAでやるべきことが見えてからは,素直に講義に臨めています。尋常ではない課題量と,並行して進めるケース・テーマプロジェクトをこなしながら,自分と見つめあうことの大切さを改めて感じています。個々の講義は得手不得手,好き嫌いなどあるでしょうが,プログラム全体を見てこそ,神戸大学MBAの価値が見出せると思います。
Q3. 発表会の準備で大変だったことは何ですか?優勝の感想と併せてお答え下さい。
(井本 淳一)時間を作り出すための調整が大変でした。土曜日のお昼と授業後に集まるのと、平日夜にZoomで集まるのが私たちのチームのパターンでしたが、仕事のため時間調整が出来ず途中参加したり迷惑をかけることも多かったです。このチームの全員が優しい方ばかりでしたので救われましたが、その分『自分は何が出来るか。どこで貢献できるか』といつも考えていました。その分、自分の意見を言う際は、最適解に流されず、このテーマの素晴らしさをギャラリーに伝え切るにはどうしたらいいか、を常に意識しました。反対意見をぶつけて批判しあいそれを乗り越えて行くことは一瞬のコンフリクトを生む苦しさはありましたが、全員が深い信頼感でつながったメンバー同士でしたので、何回かの危機も容易に乗り越えられたと思います。優勝の勝因は、このチームメンバー全員のハイレベルな、情報収集力、コミュニケーション力、交渉力、論理的思考力、プレゼン力などの叡智の結集です。もちろん、優勝は時の運もあるので、今年このチームメンバーに出会い、『医療用アプリ』というテーマが旬な時期に最前線でのインタビューを仕掛けられたことが、実はもう一つのシンプルな勝因ではないかと思います。一生モノの驚きと感動を喜びを分かち合うことが出来た、蟻×天チームの全員に心から感謝しています。ありがとうございました。
(岡藤 直嗣)優勝できたのはメンバーの皆様のおかげ以外の何物でもありません。当初から専門領域のあるメンバーが強いコネクションを活かして、次々と医療アプリに関する主要プレイヤーのキーマンに対してアポイントを取ってこられるのを圧倒されるような気持ちで見ていました。鮮度のあるいいネタがどんどん集まる中で、自身が貢献できることは何かを考え実践することが、テーマプロジェクトにおける私の最大のテーマだったと思います。問いを絞り込んでいくために必要な共通の質問は何で、どのような表現であれば相手に伝わりやすいかや、インタビューの中からどういった共通項が抽出できるかなどに注意を向け、それを言語化するように意識してテーマに参加してきました。どれだけ貢献できたかはわかりませんが、「何が起きているのか」を明らかにしていく点では多少の貢献ができたと考えています。最終的にたどり着いた問いは当初考えていたものとは異なるものでしたが、それまでの議論のなかでメンバーの共通認識となっており、それをどのように表現(料理)するかの段階で多少の意見の相違はありました。また、専門領域のため、このテーマがどのような重要度を持ち、社会的に価値のあることなのかを短い時間で理解してもらうそのことに腐心しました。最終的には鮮度のあるネタを、多くの方の口に合う料理にできたのではないかと思います。
(河合 亮)テーマPJで大変だったことは,勤務先での業務とテーマPJの準備や授業の課題作成とをどう折り合いをつけて時間を捻出するかということでした.所属先での業務が終わらず,ミーティングの宿題準備が中途半端となり,チームに迷惑をかけたこともありました.一方,チームでの議論はチームメンバー全員が自分の意見を出しつつも,最適解を全員で見つけようとすることが前提で議論することができていたため,非常に建設的なミーティングが実施できたと思います.非常に良いチームワークで協力しながら準備をし,結果として金賞につながったことは非常にうれしく思います.
(桐島 寿彦)テーマの中心になるスタートアップ企業とのインタビューの交渉が困難を極めました。治療用アプリの開発中であったり、承認申請中であったりして企業秘密の問題もあり簡単に承諾は得られませんでした。現在進行中の治験関係や学会関係の人脈を辿って、今回のテーマの主人公であるCureApp社とのインタビューをする事が出来ました。比較対象の大手製薬企業とのインタビューは製薬企業に勤務しているメンバーの人脈でスムーズにインタビューの設定が出来ました。中間発表の講評で好意的な意見もありましたが、医療規制や医療制度などを含むため難しくてよく分からないとの意見がありました。最終発表では、出来るだけ分かりやすい内容にすることを心掛けました。金賞を受賞できたのもメンバーに恵まれ、チームワーク良く進められたことに尽きると思います。
(篠田(沖) 知佳)それぞれが持つ知識の不均一さを揃えることの難しさ,そしてその知識とその知識に基づいた自分の考えを相手に伝えることの難しさを改めて感じました。また,私はいかに効率的にシンプル化するかばかりを普段考えているので,ついつい一人突っ走って極端な考えで内容をまとめようとしていました。そのときに,このチームメンバーは,一回思考を客観視させてくれるような意見交換をしていたり,逆にちょっと極端すぎるような意見を言ってみたりする人がいて,ブレインストーミングやディスカッションを活発にしてくれようとして。ね,山口さん。これが私には,すごく楽しかったし刺激をもらったと思ってます。ケースプロジェクトでは最下位に終わったので,テーマでは挽回できたらいいなぁと思いながら,最後は内容にも満足していたし,何よりも楽しすぎたチームだったので解散したくない思いが先でしたね。プレゼンをする山口さんを横で見ていて,この人本当にすごいなと思ってみてました。そして先生方やシニアフェローの方々から上がる数字札をみて,井本さん,桐島さん,炭さん,岡藤さん,河合さんと目を合わせて喜びました。あー私たちのやってきたことが評価されたんだなと嬉しかったです。
(炭 昌樹)プロジェクトを通して、メンバーの皆さんからたくさんのことを学びました。皆さんがそれぞれの力を発揮する素晴らしいチームでした。私たちのプロジェクトへの評価を考えるとなかなか厳しい時期もありましたが(中間発表では7位)、チームの個性を失わず自分たちの理想の形を追求した結果、私たちのベストな発表ができたという体験は大きな財産です。プロジェクトの遂行にあたり、お忙しい中インタビューにご協力くださった関係者の皆様に心より感謝いたします。また他チームの方々および先生方、フェローの方々にもご相談させていただいたり、貴重なアドバイスをいただき本当にありがとうございました。素晴らしい環境で学ばせてもらっています。
(山口 泰人)蟻x天のテーマは医療と法規制の専門用語が多いため,自分たちの伝えたい内容を誤解のないように正しく伝えることが一番大変でした。治療用アプリが産業黎明期で参考資料が少ないことも悩みの種でした。さらにMBAにおいて医療をテーマにして賞を狙う難しさについてコメントを頂戴もしました。蟻x天にはケースプロジェクトで受賞した方が4名おられましたが,自分たちのやりたいことや知りたいことを貫き通すことで一致し,むしろチームの結束力が強くなったことが優勝という評価に繋がったと思います。こうした背景があったので,優勝という名誉を授かったことは感無量としか言いようがありません。そして何よりチームメンバーに恵まれたことがすべてだと思います。
チームの方からお写真をご提供いただきました。お写真からも金賞受賞の喜びや達成感、何よりチームワークの良さが伝わってきますね。優勝チームの皆様、ご協力ありがとうございました!改めておめでとうございます!