山田 泰貴さん

オリックス株式会社勤務

1 . プロフィールをお聞かせ下さい。

1993年大学卒業後、オリックス株式会社へ入社。入社18年目を迎えました。東京本社勤務を経て2006年大阪へ転勤、仕事とプライベート環境も落ち着いたところで自己啓発目的に2009年4月から神戸大学大学院MBAに通っています。会社では法人向けに金融サービスを提供する部門に所属しており、様々な業種の顧客に対しての渉外活動が中心となります。顧客から信頼や商売機会を獲得するには、顧客に対してどれだけ有益な情報を量質とも供与出来るかが重要だと考え、日々顧客との渉外折衝に勤しんでいます。

常に意識していることなのですが、弊社の役職員行動規範をもう一度眺めてみました。「この行動は前向きだろうか」「この行動は公正だろうか」「この行動は謙虚だろうか」の3点を日々の行動規範としています。近年、企業活動において不祥事・コンプライアンス違反に纏わる記事を紙面で拝見する機会が多くなりましたが、「公正」が極めて重要なことと改めて認識を深める今日この頃です。

2 .なぜ神戸大学のMBAを選択されましたか?

社会人大学院通学は30代後半に入ってからと先決めしていたところもあり、ちょうどそのタイミングが関西勤務と重なり、関西有数の大学院の中から神戸大学大学院受験を決めました。

神戸大学大学院を選択した理由は(1)教授(2)評判(3)環境(4)伝統といったところでしょうか。
首都圏には専門性に特化した大学院が数多くありますので、受験選択にも悩むところですが神戸大学MBA受験は全く迷わずの選択でした。また過去修了者からの推奨もあり、今は充実した日々を過ごしております。まだまだ若輩者ですが、神戸大学MBAで学んだことは日々成長に繋がっており、とても満足しています。この自己的満足を他人の満足に波及できるよう精進しています。

3 .MBAに在籍されて、今現在の1週間のスケジュールを教えて下さい。

平日は仕事がありますので、私の場合、修士論文作成に費やせる時間はせいぜい1時間/日ぐらいで全く手をつけられない日もあります。業務中にも気付いたことをメモ書きするなどして少しの時間でも有効活用を心掛けています。毎日コツコツがやはり望ましいのですが、残務処理や出張等が重なり計画通りには進まないのも実感するところです。

入学初年度は各授業の課題レポート策定や予習復習にかなりの時間を要しました。仕事には影響を与えないように徹夜続きになったのも今となっては懐かしい思い出です。

現在は修士論文作成に最注力しており、授業は土曜日午後のゼミ(桜井教授)授業のみとしています。「金曜日夜から土曜日未明」と「日曜日」が勉強に集中できる自身のコアタイムになります。家族サービス不足については妻からは理解を貰い、感謝感謝なのですが、まだ物心のつかない子供達にはなかなか受け入れ難い様子で、少年野球に熱中する息子と土曜日早朝に行う寝不足キャッチボールは正直辛いですが、週末唯一の憩いの時間かもしれません。

4 .ゼミではどのようなことを学ばれていますか?また、専門職学位論文に向けて現在どのような研究に取り組まれていますか?

現在、桜井ゼミに所属し12名の同級生達と一緒に桜井教授・音川教授から指導を受けています。 同級生の修士論文の研究テーマは多種に分かれていますが、少なからず共通項も存在します。その共通項からの学びを自身の修士論文にも活かすべく、発表者の発言を傾聴し、また自身の発表の際には同級生からもするどい指摘やアドヴァイスを貰い、修士論文作成における経過指導を受ける授業構成になっています。
教授や同級生からの学びは、ナレッジとして吸収している部分が個人的には大きいと感じています。私自身MBAに通う目的に業務効率やマネジメント・ファシリテーション能力の向上がありましたので、ナレッジ吸収をいかに自身のスキルやノウハウに繋げられるかにも意識しているところがあります。

研究テーマにつき、ここでは詳細には触れませんが、興味をもって研究を進めたいのは「経営者の考え」を知ることです。この一言に尽きます。経済環境が変化していく中で、企業の経営体制をどのようにアジャストしていくかにつき、スポットを当てて研究を進めています。

入学初年度は選択必修科目の受講が主になりますが、その中で印象に残り、且つ自身にとっても特に有益であった授業を以下列挙します。

  • ファイナンス応用研究(砂川教授)
  • 現代経営学応用研究/負債理論と市場の効率性(藤原教授)
  • 現代経営学応用研究/アントレプレナーファイナンス(忽那教授)
  • ゼネラルマネジメント応用研究(三品教授)
  • 経営戦略応用研究(小島教授)

業務柄、ファイナンス関連授業への偏りは否めませんが、日常業務に活かせる内容であったと言えます。ケース・テーマプロジェクト研究はグループワークとしてのチームビルドも重要なファクターであり、これも日常業務に重要な学びの場を提供して頂きました。チームアップで同じ苦労を分かち合った同級生にはこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

また平日休日、日中夜間を問わず、同級生からメールで私の研究テーマに近い記事や題材があれば情報を投げてくれたりと、互いに助け合いながら(私の場合は助けられることが多いのですが)何とか乗り切りたいと思います。

5 .神戸大学に入学してから、今までを振り返ってどのような感想をお持ちでしょうか。

振り返ってみると、入学前に想像していたよりも「あまり苦労していないのでは?」と思う時が多いです。吸収できるキャパシティーを活かしきれてない可能性があるとも言え、そこは日常業務とのバランスで図るのが適切なのでしょうね。2010年5月現在で約14ヶ月経過、今のところ公私・心身共々、健康的に過ごせている方だと思います。

感想としてはありきたりですが、良き同級生にめぐり合ったことが一番の財産だと思います。 修了までの残された数ヶ月をより充実したものにしたいと思います。

6 .今後のキャリアプランについてお聞かせ下さい。

あまり深く考えたことはありませんでしたが、常に頭の中にある「このままでいいのだろうか?」という思いは単純に自身の成長を求めている証だと思っています。キャリアプランとしては自身の成長は勿論のこと、サラリーを貰っている現職場の成長や発展に貢献できる能力を身に付けたいと思っています。目指すスタイルは「ヒューマン・リソース」能力を高めることです。無事修了の暁には語学力向上に注力したいと思います。MBAを取得しても、それが活かせなければ勿体無いので、アウトプット能力を磨き、社内外で活躍できる人材になることが、自身の考えるキャリアプランと言えます。