渡邊 学さん

三洋電機株式会社勤務

1 . プロフィールをお聞かせ下さい。

三洋電機株式会社経理ユニット所属、渡邊学と申します。2003年度入学、伊藤ゼミです。仕事は、経理・決算・税務全般の実務と経理関連システム全般の企画が主なものです。

2 .神戸大学に入学して1年立ちましたが、1年を振り返ってどのような感想をお持ちでしょうか?

私は企業派遣で勉強させてもらっているので、仕事との両立という点で言えば、同級生に比べてずいぶん楽をしていると思います。仕事の量をずいぶん減らしてもらえたので、幅広く勉強することができたと思います。

3 .一年間で履修した科目を教えて下さい。どのような理由からそれらを選択したのか。またお仕事との関係で調整に苦労した点などありましたらお願いします。

私が1年目に履修したのは、

  • 財務会計応用研究
  • 経営戦略応用研究
  • 顧客価値創造応用研究
  • 組織開発特殊研究
  • 管理会計応用研究
  • 国際経営応用研究
  • 業務分析応用研究
    (以上、土曜日集中)
  • 経営管理応用研究
  • ファイナンス応用研究
  • 事業創造戦略特殊研究2
    (以上、前期平日)
  • 組織変革応用研究
  • ベンチャーファイナンス応用研究
  • キャリア開発応用研究
  • 事業創造戦略特殊研究
    (以上、後期平日)

これに加えて、ミニプロジェクトと呼ばれる ビジネスシステム応用研究 と、後期はゼミ(ビジネス・モデル革新プロジェクト研究)がありました。

自分でも少し多いと思います。とにかく前期も後期も平日の講義を全て履修しました。平日は夜間2時間足らずの講義なので、逆に集中できるうえ、予習や復習の分量も1週間で進める量がそれほどでもないので勉強のペースも作りやすかったです。できるだけ時間を作って、平日にも多くの講義を履修されることをお勧めします。

4 .神戸大学MBAで印象に残った授業を挙げて下さい。またどういった点でそう思われたのか具体的にお願いします。複数挙げて頂いても結構です。

それぞれに印象深いのですが、あえていくつか挙げるとすると、まずは「経営戦略応用研究/顧客価値創造応用研究」でしょう。この講義を履修すると、MBAで勉強している気分は満喫できます(もちろん実際に勉強になりますが)。少し多めの課題を何日か徹夜してこなしていくうちに大事なこととそうでないことに強弱をつけて勉強できるようになったと思います。土曜日に10時間以上行われる集中講義形式であることや、内容が経営そのものであることもあり、もっともMBAらしい講義だと思います。

それから、ベンチャーファイナンス応用研究も挙げたいと思います。起業と資金調達という観点は会社勤めの私には新鮮で、かつ有益なものでした。講義の設計や課題の設定もペース配分が適切で、非常に楽しく勉強できました。

5 .神戸大学MBAの修学環境についてはどのように思われますか。

主に大阪の教室で行われる平日夕方の講義と、神戸で行われる土曜日の集中講義が両方開講されており、都合に合わせて履修できる点はすばらしいと思います。また、充実した図書館や、コピー機・インターネット回線のある社会人院生専用の自習室が利用できることなど、学ぶ環境は充実していると思います。さらに、教官の先生方や、意欲に溢れる仲間から、強い刺激を受けていることも、広い意味での修学環境の充実と言えると思います。

6 .修士論文に向けて、現在どのような研究に取り組んでいらっしゃいますか?

もともと経理部門ですので、管理会計の分野を研究しています。ゼミでご指導いただいている伊藤先生のご専門でもある、バランスト・スコアカードを用いた本社部門の業績評価が研究テーマです。

7 .残りの学生生活に関して、どのような希望をお持ちでしょうか?

とにかく、修士論文を無事書き上げることが一番の願いですが、充実した環境の中で1年半かけて勉強し研究したということに自分自身が納得できるところまでやりたいと思います。

 
 

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