牛田亜紀 さん

阪神電気鉄道株式会社勤務(阪神総合レジャー株式会社に出向) 2002年度修了生 金井ゼミ

1. プロフィールをお聞かせ下さい

1995年に早稲田大学第一文学部卒業後、阪神電気鉄道株式会社に入社。鉄道部門に配属、その後レジャー部門に異動。甲子園球場をはじめ、レジャー事業のマーケティング、戦略立案等に関わった後、六甲山上の再開発計画に携わり、現在は阪神総合レジャー株式会社に出向し、六甲山上の施設管理・運営にあたっています。

神戸大学には2001年4月に入学、金井ゼミに所属し、2002年9月に修了しました。

2. MBA取得の意図は何ですか?

入社以来、企画部門に属し、調査に基づいて戦略や方向性の立案等を行ってきましたが、現場経験がないことによる説得力の薄さを感じていました。現場部門としてではなく、スタッフ部門としての説得性を高めるためには、理論による下支えが必要であると思い、体系的に経営学を学ぶ必要性を感じました。また、単に書物で得られるような知識だけを増やすのではなく、それらを使って「考える力」を養うことが重要であると考え、そのための場として大学院で勉強することを選択しました。
3. 神戸大学MBAを選択した決め手は何ですか?
私の場合、仕事との両立が重要であり、また、自身で仕事量や時間をコントロールして自費で学校に通うといったことがまだまだ難しい立場にあったため、会社として推薦を受けられる学校ということで神戸大学を選択しました。
また、神戸大学MBAには同じ会社から入学した先輩がいたため、いろいろと話を聞いたところ、神戸大学MBAは他のMBAプログラムと比べて学術的な性格が強く、知識の獲得だけでなく考える力を養いたいという目的に合っていると感じ、入学を志しました。
4. 神戸大学MBAコースのカリキュラムの素晴らしい点を挙げるとすれば?

「論文を書く」という作業にじっくり取り組める点が何より素晴らしいと感じます。論文を書くという作業には、漠然としたアイデアをひとつひとつ解きほぐし、明確にしていく必要があり、そのプロセスの中にはビジネスの際にも必要となる様々な要素が含まれていると思います。ひとつのことをじっくり考えるという作業は、日常業務の煩雑さの中ではついつい後回しにしてしまいがちでしたが、論文を書くという作業を通して、じっくり考え、アイデアを形にしていく作業を学ぶことができ、多くのことを得られたと思っています。

5. 修了されての印象、満足感をお聞かせ下さい。

非常に密度の濃い1年半を過ごせたと思っています。短期間の間に新しいことをいろいろと知り、脳に新しい知識がころころと入っていく、苦しいながらも心地よい感覚を味わいました。まさに「脳みそをしぼって」いろいろなことを考えた1年半でした。

また、様々なバックグラウンドを持った人々に、一時にこれほどたくさん出会える機会もなかなかないことであり、異なる考え方にたくさん触れることができたということも、大きなプラスになったと思っています。

6. 修了までの投資額や回収見込み

私の場合は、入学金と授業料については会社負担での通学でしたので、個人での投資額は書籍代、交通費等のみになりますが、30?40万円といったところではないでしょうか。回収見込みについてはまだ何ともいえませんが、短期的な回収よりも長期的に見て回収できればよいと思っています。ただ、会社から投資を受けていますので、これについては何らかの形でリターンしなければいけませんが…。

7. 今後のキャリアプランについてお聞かせ下さい。
現在、一般消費者と接するいわゆる現場に勤務していますが、現場業務としての考え方に理論的裏付けを加え、より説得力があり、かつ実行力のある戦略を立案できるようになっていきたいと考えています。