2021年度加護野論文賞 第一次・第二次選考結果

第14回 加護野論文賞第一次・第二次選考通過論文

加護野忠男論文賞とは、神戸大学MBAの創設を牽引され、現在の神戸大学MBAの3つの柱の確立に尽力された加護野忠男氏(神戸大学名誉教授)の貢献に敬意を表して定められた賞です。2008年度より、神戸大学MBAの修士論文(専門職学位論文)のなかから優秀な作品を選考し、加護野忠男論文賞として表彰しています。

2021年度の選考は、例年通り3段階の選考過程を通じて行われました。第一次選考では、論文指導に当たられた5名のゼミ教員が各2本の論文を推薦し、70本前後の提出論文の中から10本の論文が選ばれました。続く第二次選考では、選ばれた10本の論文について、学内教員で構成する選考委員会が設置され、上位3本の論文が選出されました。この後の最終選考では、学術界、産業界、出版界の3つの領域から選出された学外審査委員と、加護野教授ご自身が、上位3本の論文の順位づけを行い、今年度の受賞作品を決定します。言うまでもなく、この選考過程における審査委員の判断規準が、次年度以降の神戸大学MBA論文の指導方針や評価、そして加護野賞の選考方針などにも反映されていくことになります。学内外における各界の専門家による選考を通じて、神戸大学MBAでは、MBA論文の学術的研究としての信頼性、および産業界や実務への貢献の大きさ、という両側面の質を担保しながら、時代に応じた不断の改善を続けています。

2021年度第一次選考通過論文

2021年度の各ゼミ担当教員による10本の推薦論文は以下です(敬称略・順不同)

指導教員:忽那 憲治
  • 願野 晃史
    『イノベーションの創出に係るミドルマネジメントの役割に関する研究』
  • 渡瀨 小百合
    『勤続年数が情緒的コミットメントに与える影響』
指導教員:原田 勉
  • 井口 雅保
    『分断された事業プロセスにおけるコーポレートR&D・基礎研究 出口戦略の考察』
  • 伊藤 俊介
    『ハイテク・スタートアップにおける飛躍的成長の成功要因に関する研究』
指導教員:松尾 貴巳
  • 小幡 寛斉
    『電機業界におけるジョブ型雇用と新卒採用戦略』
  • 澤田 浩佑
    『職場における「嫌い」の研究~上司に対する「好悪」がコンフリクト発生時の行動に与える影響~』
指導教員:三品 和広
  • 小竹 大輔
    『デシカル(デジタル × エシカル)カンパニーを目指して』
  • 吉形 圭右
    『非財務情報の質を高めるための第三者保証の一つの選択枝としての「共同監査」』
指導教員:森村 文一
  • 小田垣 武
    『中小老舗企業のブランド再構築に向けた革新性導入と組織能力の研究』
  • 肥後 和宏
    『靴小売業におけるクロスチャネル統合とサービスデザインの研究』

 

2021年度第二次選考通過論文

2022年3月2日、次年度にMBAゼミを担当する教員から4名(小川進教授、梶原武久教授、藤原賢哉教授、松嶋登教授)および代理の教員1名(平野恭平准教授)を審査員として、加護野忠男論文賞の第二次選考を実施しました。10本の推薦論文に対する審査員の評価は、ある程度において分散したとはいうものの、その中で比較的高い評価を受ける上位3つの論文は安定して複数の審査員からの票を集めました。そのため、スムーズに選考が進んだという印象を持っています。やはり、専門職大学院にふさわしい切り口であること、問題意識が強くわかりやすく示されていることに加えて、標準的な学術論文の作法で比較的手際良くまとめていることが評価のポイントになっていると言えそうです。審議の結果、次の3本が第二次選考通過となりました。

  • 伊藤 俊介
    『ハイテク・スタートアップにおける飛躍的成長の成功要因に関する研究』
  • 渡瀨 小百合
    『勤続年数が情緒的コミットメントに与える影響』
  • 澤田 浩佑
    『職場における「嫌い」の研究~上司に対する「好悪」がコンフリクト発生時の行動に与える影響~』

 

文責:2021年度MBA教務委員 堀口 真司