2017年度入学生の研究状況(担当:松尾 博文)

「現代経営学演習」

担当:松尾 博文

目的、テーマ

このゼミにおいては、主に、製造業・流通業のオペレーション管理と事業戦略を対象分野として、経営環境の変化に企業として、どう自己変革し、対応していくかべきかを考えます。グローバルレベルでの競争環境、ICTの絶えざる進化、各国のEV戦略、サステイナビリティの潮流等、日本の企業が対処しきれていない大きな変化をゼミ生の出身企業のコンテキストでどう理解し、どう対応していくかがゼミの共通の研究課題になります。神戸大学MBAの修士論文プロジェクトでは、自社上層部への建議書を書くということとなっております。自社が直面する経営環境の変化とその変化に、如何に対応するかについて研究し、具体的なアクションプランを説得力をもって提示するような建議書を書くということを目標とします。

ゼミの雰囲気

ゼミの各人には2週間に一回程度の間隔で、研究課題の設定、進捗の発表をしてもらっています。ゼミの合間、懇親会では、和気あいあいとした雰囲気はありますが、ゼミの時間中は真剣勝負です。企業の危急の課題を的確に認識し、それに対処するアクションプランを提示するということは、大変困難な取り組みです。暗中模索し、方向性を見出し、トンネルを抜ければ、達成感を得ることができるだろうと思います。現在、ピリピリした雰囲気です。

現在までの進捗状況

5月中頃までで、インパクトのある研究課題は設定できたと思います。文献調査、フィールド研究は進んでおりますが、目標は高く設定していますので、本格的な研究活動はまだ、これからです。皆さん、頑張っております。