2017年度入学生の研究状況(担当:原 拓志)
「現代経営学演習」
担当:原 拓志
目的、テーマ
このゼミでは、ゼミ生それぞれが持ち込む業務に関わる問題で、主に技術経営やイノベーションに関する多様なテーマについて、主体的に研究調査活動を実施し、その進捗報告に対してゼミ生と指導教員、学内外の関係教員が相互に意見交換を行うことで考察を深め、最終的に各自の研究成果を専門職学位論文にまとめることを目指します。
社会科学研究としての一定の手続きを踏まえつつ、業務関連問題に対して、日常的水準を超えた次元での調査、分析、考察を実施し、問題解決と実業人としての成長に貢献することが狙いです。学位論文は、論理的・説得的なもので、所属する組織の経営陣にもインパクトが与えられるものを目指します。
ゼミの雰囲気
理系出身者が多いゼミの雰囲気は真面目な感じですが、同時に自由でフレンドリーで互いの意見交換も活発に行われています。また、ゼミ生同士での情報交換や研究協力も盛んであり、多面的な相互研鑽の場としてのゼミの役割が果たされていると思います。
現在までの進捗状況
個人差はありますが、6月はじめの段階で、早い人でテーマに即したデータの収集もかなり進んできており、それを分析することで結論の着地点が見えてきています。平均的な人では、まだ十分にリサーチクエスチョンが絞り切れておらず、これまで集めたデータを睨みつつ、どのように論文のストーリーを組み立てようかに悩んでいる状態です。ただ、データ収集や分析の時間も少しは残されているので、慌てて小さくまとめてしまわないで、苦労し甲斐のある重要な問題にチャレンジしてもらいたいと思っています。