2023年度入学生の研究状況(担当: 鈴木 竜太)

「現代経営学演習」

担当: 鈴木 竜太

目的、テーマ

ゼミでは、組織や人のマネジメントに関わる研究をしています。人のマネジメントの視点は、経営者のリーダーシップや人事制度、マネジャーによる職場のマネジメント、組織に根付く組織文化や組織の制度、もちろんモチーベーションやキャリアなど自分自身もその1つの視点です。組織においては、さまざまなことが働く人々の行動に影響を与え、組織や社会の成果・価値創造につながります。このゼミでは、それぞれの視点から、自身の会社の課題や問題意識についてアプローチし、研究を進めていっています。
また、研究的な思考は実務的な解決思考とは少し異なる部分があります。表面化している問題や問題意識の背後にある点に目を向け、技術的に解決策を探るのではなく、そこで何が起こっているのか、どのような視点でアプローチするのがより本質的なのかといったことを皆で議論しながら、研究的思考を磨くことも目的としています。

ゼミの雰囲気

MBA論文ではそれぞれの課題を探究することになりますが、ゼミでは他のゼミ生の課題についても関心を皆で持ちながら、わいわいと議論をしています。その点では、自分の研究の探究のみならず、積極的に他のゼミ生の研究からも学びや気づきを得ながら、ゼミでの学びを進められているところと思います。総じて言えば、今の雰囲気は、和気藹々かつ侃侃諤諤といった感じでしょうか。

現在までの進捗状況

M1の終わりまでに研究計画がほぼ出来上がり、データ収集の準備を経て、現在(6月初旬)データを取り始めているところです。いよいよ、自分の問いに対して、データをもとに苦闘する日々が始まります。最終コーナーはまだ先ですが、まだまだ後ろで足を溜めている学生もいれば、目一杯走っている学生もいるようです。締め切りを前に、焦りや不安、研究の面白さ、高揚感など色々と味わうと思いますが、論文の執筆や仲間との議論を通じて「私の言いたいことはこれだ」というものを見つけてもらえればと思っています。