桑本 誠さん

松下電器産業株式会社勤務

1 . プロフィールをお聞かせ下さい。

大阪大学を卒業後、松下電器産業株式会社に入社し、現在松下電器産業株式会社で新規事業を担当しています。2004年に神戸大学MBAに入学し、約半年が経過しました。入社以来ずっと研究所での要素技術開発を行ってきましたが、現在は生産材の新規事業推進を担当しております。

2 .なぜ神戸大学のMBAを選択されましたか?

もともと研究所に配属されて研究開発業務を行っていましたが、そこでの開発成果を基にした新規事業を進める立場になって、技術だけではなく経営に関する知見が必要だと感じる様になりました。OJTでの学習だけではなく、経営学の全体を体系立てて学習することで更に深い見識を実につけ、幅広い視点から業務に生かしたいと思ったことがMBAを目指したきっかけです。

そんな折、たまたま雑誌のMBAの特集で神戸大学のMBAが取り上げられており、日本でもトップクラスの教授陣のそろったコースで、通学圏内で土曜日中心のカリキュラム、平日は大阪経営教育センターでの講義、プロジェクト方式という進め方等、内容を知るにつけ入学したいという思いが強くなりました。

現在入学して半年以上過ぎましたが、大変充実した毎日を送る事ができていると思っています。

3 .神戸大学に入学して半年が立ちましたが、半年を振り返ってどのような感想をお持ちでしょうか?

MBAに入学する前、業務との両立が大変だとは聞かされていましたが、事前の情報があっても実感が湧きませんでした。しかし、その大変さは想像以上でした。土曜日は終日講義がありますし、平日も1日か2日は夜の講義があります。グループワークがある場合は、土曜日や平日の講義の後に深夜までグループで議論し、その後、個人やグループのレポートをまとめながら、課題図書や論文も読まなければいけません。 睡眠時間も激減します。特に業務が立てこんできたり出張が重なったりすると、事前の課題やレポートをこなすのに相当つらい日が続きます。しかし、 クラスの仲間の中には仕事の激務に耐えながら、あるいは遠方から通学しながら講義に参加している方もおられ、みなさんも大変な努力をしている事がわかると、かえってそれに刺激されています。

教授の方々の熱意にも驚嘆しています。こればかりは講義を受けた人でないとわからないかもしれませんが、こういった教授陣が神戸大のMBAを支えているのだと深く納得してしまいます。皆さんにも是非体験していただきたいですね。

4 .神戸大学MBAの修学環境についてはどのように思われますか。

トップクラスの先生方からの情熱のこもった講義とクラスの仲間からの刺激の数々を受けながら学習できる事は大変楽しい事ですし、こういう環境に自分が参加できている事をありがたく思っています。

神戸大学への通学には片道2時間弱かかりますが、もっと遠くから通学されている方もおられますので長時間とはいえませんね。アカデミア館から見下ろす神戸の町の景色は昼も夜も美しく、土曜日終日の熱い講義が終わった後は充実感と開放感で気分は格別です。平日は中ノ島のサテライト教室で講義がありますので、ここだと通学時間は30分足らずで便利です。

修学環境が年々改善されている事がわかりますが、平日の夜に中ノ島のサテライト教室を学生に開放していただければ、グループディスカッションにも使えて更に便利かと思います。

5 .これからゼミでどのような事を学びたいと考えていらっしゃいますか?

現在ゼミが始まったところで、まだまだ学習することはたくさんありますが、私は谷武幸教授のゼミに所属し、企業で起こるイノベーションのマネージメントについて研究したいと思っています。企業の成長のためにはイノベーションを起こし、事業で成功させる事が必要です。一方でイノベーションは多分に不確実性を持っているため、事業化に至るにはどの様なマネージメントを行うのかが重要になります。ゼミにはいろいろな業種の方がおられるので、問題意識を共有化しながらディスカッションを行い、学習を深めて行きたいと思います。

6 .今後の学生生活に関して、どのような希望をお持ちでしょうか?

社会人 MBA のクラスはここでなければ出会えない人材の宝庫です。互いに刺激し合って切磋琢磨して行きたいと思います。仕事との両立は何とかやっていくしかないですね。講義の内容は直接的、間接的にすぐに仕事にも生かせるものもありますが、やはり実践で使いながら自分なりのブラッシュアップが必要と思います。そのベースをしっかり身に付けて、MBAを終了するときには「良くやったと」自分に言えるようにしたいと思っています。