中村恭祐 さん

バンドー化学株式会社勤務 2001年度修了生 髙嶋ゼミ

1.プロフィールをお聞かせ下さい。

中央大学法学部卒業、バンドー化学に勤務しております。

2.MBA 取得の意図はなんですか?

会社の中で中堅社員になってくると、どうしても会社の中で入社以来培ってきた思考方法に染まってくるものです。それを否定するものではありませんが、思考が自分の経験や会社的な考え方の範囲に落ち込んでしまわないように、アンテナの感度を良くして新聞やビジネス書などをとにかくよく読んで、新しい考え方を取り入れたり、思考の幅を広げる努力は誰でも試みることだと思います。私もそうしてきた中で、雑多に仕入れた考え方を体系化したい。体系的に学びたいという欲求が強くなってきました。雑多な知識よりも体系化された知識のほうが、新しいものを生み出せると考えたのです。それには書店の書籍を片っ端から読むよりは、 MBA のカリキュラムに従った方が効果的だろうと考えました。そうして身につけた思考方法でもって、会社の現状を見直し、将来を考えたいと思いました。それはバブル後の経済の中で、会社が発展するには従来の路線を超えたものが必要だと思っていたからでもあります。それともう一つ、自分自身の内面の問題として、学問の世界に身をおいて勉強をしたいという気持ちもありました。

3.神戸大学を選択した決め手をお聞かせ下さい。

一番大きな決め手は、仕事をしながら学べるという点です。どんなに勉強をしたいと思っても、すでに家庭を持っている以上、これを犠牲にすることはできません。仕事と両立できる環境を持っていること。これが最大の決め手です。

次には、私の勉強したいという気持ちに応える(実はそれ以上だったわけですが)プログラムを持っていることです。平日の夜と土曜日のカリキュラムで組織論、マーケティング、会計学、財政学、経営戦略、国際戦略などの幅広い科目が履修できる。そしてこれを支える豊富な教授陣、社会人 MBA にも利用できる豊富な蔵書が魅力でした。

神戸の地では「神戸大学」ということ自体もひとつのブランド的な魅力があると思います。

4.神戸大学のカリキュラムの素晴らしい点を挙げるとすれば?

専門的に勉強したいと思っている科目があっても、実務としては、ある程度、幅広く勉強することも必要です。その必要なものをカリキュラムとしてそろえていてくれ、しかも仕事をしながら勉強できる仕組みになっている点が素晴らしいと思います。さらにもっと深く学問としても取り組みたいと考える人には、それに応えられるようになっています。

5.修了しての印象、満足感についてお聞かせ下さい。

仕事をしながらの勉強ですので、勉強時間は寝る時間を削るしかなかったので、在学中は大変でした。夜中の3時頃にメール交換ではもどかしくなって、友人と電話をしながらレポートを完成させたこともありました。眠気を起こさずに夜中に本を読む方法をまじめに考えたりしました。しかし、その頃が日中の時間も含めて、一番、時間を有効に使えていたと思います。充実した時を過ごさせてもらいました。

入学時に期待していた「体系的な勉強」は、ほぼその目的を達成できたと思います。ただ、学問の世界は奥が深いので、私の勉強は表面をなぞっただけですが、どうやって勉強すればよいかの道筋は身につけられたと思っています。また、志を同じくするたくさんの友人を得たこともかけがえのない成果です。

6.今後のキャリアプランについてお聞かせ下さい。

在学中は営業部に籍を置いていましたが、現在は経営企画部に籍を置いている関係上、経営戦略論や組織論についても在学中の講義資料や書籍を読み直しているような状況です。 MBA のお陰で仕事に必要な『引き出し』の数が増えました。