2016年度ポスターセッション 教員のコメント

「ポスターセッション開催報告」栗木契  教授

2016年9月24日にMBAポスターセッションが、神戸大学本館を使って行われました。新しいスタイルによる修士論文の報告会も今年で2年目。M1生の参加を、昨年よりも積極的にうながす設定に改めての開催です。プロジェクト研究の集大成ともいえるM2生のリサーチ成果を、M2生同士だけではなく、M1生さらにはOBと教員が共有し、議論する。バザールのような活気のあふれる、知識のマーケットが出現しました。

当日の会場は、MBA生のご家族の参加もあり、子どもたちが足元を行き来するリラックスした雰囲気です。そのなかで、専門的な討議がそこかしこで熱く交わされる、神戸大学MBAらしいポスターセッションとなりました。楽しげに場を共にしてくれた子どもたち。この日の彼らには、大人たちの議論の踏み込んだ中身はわからなかったのかもしれません。しかし、何かが伝わったと信じたい。彼らのなかから将来、大志をもってビジネスに挑んでくれる人物が現れるのであれば、嬉しいかぎりです。

知識は共有してこそ価値が高まる。この命題を念頭に、神戸大学MBAでは、オープン・アカデミズムを推進していきます。そのための新たな仕掛けの一つとして、今後もポスターセッションの充実をはかっていきます。

最後になりましたが、毎年の運営をサポートして下さっている神戸大学MBA Cafeの皆さんに、あつくあつく御礼を申し上げます。このOB組織との強い連携も神戸大学MBAです。

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