2017年度開催ポスターセッション MBA生のコメント

ポスターセッションについて 宮嵜慎太郎さん(所属ゼミ:鈴木竜太ゼミ)

Q1:MBA論文報告会(ポスターセッション)を終えての感想をお聞かせ下さい。

ポスターセッションでは、卒業を控えたMBA生の研究成果が一堂に会します。ここで私たちMBA生が得たものは、単なる研究成果だけにとどまりません。所属企業の経営課題に真っ向から取り組んだ研究、多くのお子さんの育児と両立した研究など、彼らのバックグラウンドや苦労を理解できるのは、研究者その人を知っているからです。成果に至るまでに積み重ねられた様々な工夫や努力を、新たな学びとして得ることができるのです。

ポスターを前にして、仲間たちが嬉々として研究成果を話してくれる姿を見ると、改めて尊敬の念を抱くとともに、ここまで励まし合いながら一緒に頑張ってきて良かったと心から思えます。研究テーマはそれぞれ全く違うものの、このポスターセッションが、2016年神戸大学MBAの集大成であったと改めて感じます。

Q2:論文の執筆やポスターの準備にあたって難しかったのはどういった点ですか。

論文執筆にあたり、指導教官である鈴木竜太先生から頂いた最初のアドバイスは「問い(研究課題)を考えること」でした。ゼミでは問いの意義、問いの不思議さについて何度も議論を深めました。問いが見つかったと感じた瞬間からは、暗中模索していたことがウソのように、データから導ける答え、答えの含意がおのずと見えてくるようになりました。直面する数多の問題から、課題とすべきことを切り取ることは、何よりも重要な思考方法だと感じます。

もうひとつ、研究を通じて大きく驚いたことがあります。それは、特定のテーマについて深く考えているうちに、一般的な含意に辿り着いたことです。細く長いトンネルの先には、大きな空間が広がっていた、そんな感覚です。思考の視野の幅広さだけでなく、深さの重要性を痛感しました。

これらの過程で、考えることの楽しさ・達成感を得られただけでなく、簡単に答えを見つけようとしない姿勢が、答えへの近道であること、そして想像もしなかった成果を生み出す原動力となることを学ぶことができました。

社会人になって12年間、MBA在学期間中ほど多くの課題(宿題)に一挙に取り組んだことも、また、これほどひとつのこと(MBA論文)をじっくり考えたこともありませんでした。入学以来、平日も週末も運動せずにパソコンの前に座りっぱなしだったので、体力は明らかに落ちましたが、知識や思考力は自分でも気づくほどに高まったように感じます。これからも、この知の体力を落とさず、自分を成長させていきたいと思います。