2017年度加護野論文賞 最終審査結果
第十回加護野忠男論文賞選考結果について
2017年度加護野忠男論文賞の最終選考会と表彰式は、2018年3月24日に神戸大学にて開催されました。
今回の選考については、流通科学大学流通科学研究所長の石井淳蔵氏、バンドー化学株式会社代表取締役社長の吉井満隆氏、プレジデント編集長の鈴木勝彦氏を選考委員に招き、加護野忠男教授を交えて、和やかな雰囲気のもと審議が進みました。本年度の選考委員には、学術界、産業界、出版界の3つの領域から、オリジナリティの高い活動で日本をリードしておられる方々に参加いただいています。
最終選考では、候補の3つの論文を順位付けし、金賞、銀賞、銅賞の受賞論文を決定します。3論文については、例年にも増して読みやすく、完成度が高まってきているとの評価をいただきました。「社外取締役等をしている企業の経営陣に読んでもらいたい内容」との声も聞かれました。
残された課題としては、神戸大学MBAが蓄積してきた優れた修士論文という知的資産、そして優れた修了生のネットワークのさらに高度な活用をはかることの必要性が指摘されました。神戸大学MBAは、30年近くの年月を経て培ってきた各種のリソースを生かしながら、さらなる高みを目指さなければならいとの思いを強めました。
文責:2017年度MBA教務委員 栗木 契
■ 受賞論文
金賞
久保 純氏
『育薬に特化した製薬企業の創薬への道:新旧バイオ医薬品から学ぶ創薬と育薬とそのバランスの重要性』
銀賞
大野 寛人氏
『異業種の農業参入が共創する経済的価値と社会的価値:兵庫県の参入事例からの考察』
銅賞
吉田 康政氏
『マトリクス組織をグローバル規模で効果的、効率的に運営する経営革新「クロスミッション経営」に関する研究』
■審査委員
甲南大学特別客員教授 加護野忠男氏
流通科学大学 所長 石井淳蔵氏
プレジデント 編集長 鈴木勝彦氏
バンドー化学株式会社 代表取締役社長 吉井満隆氏
神戸大学大学院経営学研究科スタッフ