◇2011年度入学生オリエンテーションご報告 | ||||||
◇2011年度専門職大学院(MBAプログラム)入学ガイダンスのご報告 神戸大学大学院経営学研究科専門職大学院(MBAプログラム)は、今年は69名の新入学生を迎えました。桜の開花も目前の3月26日(土)、本館306教室にて入学ガイダンスが行われました。ガイダンスは2部構成で、第I部では加護野忠男論文賞の選考結果と表彰式が行われ、第Ⅱ部では履修ガイダンス、教務上のオリエンテーション、研究科の関連組織の入会案内が行われました。 本年度の加護野忠男論文賞の受賞者は下記の方々で、第I部で表彰式と研究発表が行われました。
続いて前MBA教務委員の南知惠子教授より具体的な履修方法のガイダンスが行われました。その際、MBAプログラムにおける教員と学生の関係は、サービスの提供者とその受け手という関係ではなく、学習と研究を通じてともに向上していく同志であることが強調されました。
本学には様々な国際交流協定に基づく留学の制度や事業がありますが、なかでもMBAの国際交流事業として、「日英産業事情応用研究」の講義を通じた英国クランフィールド大学との国際交流があります。担当者である波田芳治講師、中井正敏講師による科目の受講内容の説明に加え、昨年参加した修了生による交流体験が披露されました。クランフィールド大学の学生の受け入れに際し日本的な文化に触れてもらうイベントに知恵を出し合い喜んでもらうことの楽しさや、クランフィールド大学でのプレゼンテーション、企業訪問や懇親の様子など画像をまじえて充実した内容についての発表が行われました。 宮下教務係長による事務手続き上のガイダンスの後、経営学研究科の関連組織についての説明および入会案内の説明に移りました。本研究科とともに、経済学研究科、経済経営研究所および国際協力研究科により構成される「経済経営学会」があり、「国民経済雑誌」を発行していますが、この学会について編集委員の砂川伸幸教授より説明が行われました。
3月11日、東日本を襲った地震・津波災害および福島第一原子力発電所の原子力災害により、日本は大変な国難に見舞われています。神戸大学も1995年1月に阪神淡路大震災に被災しました。その折り、東北、関東を含む多くの方々に、大きく温かいご支援をいただきました。あれから16年、壊滅的な被害を被った神戸の街も力強く復興しました。日本および日本人は幾多の大災害や戦災の都度たくましく復興を成し遂げてきた歴史的事実があります。復興をリードしていくのはわたしたち日本人ひとり一人です。犠牲者のご冥福を祈り、被災された方々を支援し、復興を信じ、社会人、家庭人、学生としての本分を尽くすことを誓って、本学MBAプログラムの新入学生の新しい生活が始まりました。私たち教員・職員もそれに全力で応えていきたいと思います。 |
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(文責)平野光俊 |
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