『生命保険業の新潮流と将来像』
久保英也 著 千倉書房 10月発行 定価3800円(税別)
1990 年代の後半に生命保険会社が相次ぎ経営破綻し、日本の全世帯の約 15 %にもその影響が直接及んだことは記憶に新しいのではないかと思います。国民経済的に大きな影響を持つ生命保険会社は、信頼回復に向け多大な努力を続けていますが、変貌する市場・経営環境の大きな変化の前に、経営も監督その場に立ち尽くしている状況も見られます。それは、日本に限らず、厳しい競争にさらされる欧米諸国や保険市場の成長が著しいアジア諸国でも形態は異にしても、同じ状況です。
ただ、新しい流れはまだその姿をはっきり現さないものの、水面下では、確実に新しい動きが生まれています。
本書は、保険市場、保険監督、保険会計、公的年金制度の 4 つの視点から、生命保険業の大きな流れと将来像を明確にし、その対応を考えることを目的にしています。
国際比較と実証分析を中心に据え、議論を進めていますので、保険論をより深く学習したい学生の方や研究者、実務家の方にも、研究や諸判断の際の下敷きにしていただけるものと考えています。
目次
| 第 1 章 |
日本の生命保険市場と販売チャネルの将来展望 |
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−市場・チャネルの国際比較を通じた日本への示唆− |
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| 第 2 章 |
新しい生命保険事業監督の模索 |
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| 第 3 章 |
生命保険会社の新たな健全性指標の提案 |
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− ARMA モデルによる早期警戒システムの構築と常時モニター− |
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| 第 4 章 |
生命保険会計の今後の方向 |
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−公正価値会計と現行会計との乖離を埋める− |
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| 第 5 章 |
スウェーデンの年金改革 |
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| 第 6 章 |
重要性を増す公的年金の ALM |
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−年金改革の核、スウェーデン・バッファーファンドの問題点− |
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| 第 7 章 |
日本の公的年金改革の鍵を握る「女性と年金」 |
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−年金制度を支えるスウェーデン家族政策の示唆− |
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