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神戸大学MBAプログラムの特徴
 

神戸大学のMBAプログラムでは、平成元年のスタート当初から「プロジェクト方式」を導入し、昼夜開講制や短期修了制(飛び級制)に加えて、平成10年からは週末集中講義を導入し、勤めながら通学できる条件をさらに整備するなど、不断の改善を加えてきました。そして、平成14年4月からMBAプログラムは、経営学・商学系では国立大学で2番目の「専門大学院」として運営されることになりました。平成15年4月からは、「専門職大学院」に認定されています。さらに、平成19年4月からは土曜日の授業を履修するだけで1年半の修了が可能となるようにカリキュラムを改革しました。

われわれのプログラムの大きな特徴としては、下記のようなことがあげられます。

 
 
 
(1) 現代経営学専攻でMBAプログラムを実施
 
現代の産業社会が求めているのは、人事・会計・ファイナンス・マーケティングなどの機能別の専門知識ではありません。産業界が解決を求めている組織開発、経営政策、事業創生戦略、ビジネス・モデル革新なの問題は、専門分野横断的知識・能力を必要としています。この点を意識して、専門分野別の専攻(マネジメント・システム専攻、会計システム専攻、市場科学専攻)ではなく、専門分野横断的専攻である現代経営学専攻の修士課程においてMBAプログラムを実施します。
 
(2) 勤めながら通学できる体制を整備
 
土曜日に開講科目を集中させ、プロジェクト研究やプロジェクト演習も週末に時間設定するなどの工夫により、修了に必要となる単位をすべて週末だけで履修できるようになっています。さらに、金曜日の夜間には大阪でも開講し、勤めながら通学できる条件を整備しています。
 
(3) 「プロジェクト方式」による教育を推進
 
第1年次の前期には、さっそくケースプロジェクト研究が開始されます。8月に開かれる発表会後に開催される集中セミナーにおいて、プロジェクト所属が決定されます。第1年次の後期から開始されるテーマプロジェクト研究では、現代のニーズに即した形で、個別の経営問題を取り上げるテーマプロジェクト研究が実施されます。さらに第1年次後期、第2年次後期を通して現代経営学演習を開講しており、そこで、1年かけて専門職学位論文(修士論文)を作成します。
 
 
(4) 海外経営大学院への短期留学を促進
 
第2年次の後期に海外の経営大学院に短期留学できるように、海外の有力経営大学院との間で授業料の相互免除を含む交流協定を結んできました。協定の関係上、MBAプログラムで短期留学できる枠には限りがありますが、神戸大学における履修年限は、その場合には2年となります。なお、留学に当たっては指導教官ともよく相談すること、および語学力など所定の要件を満たすことが必要です。
 
(5) カリキュラムを整備
 
神戸大学のMBAプログラムではケースプロジェクト研究、テーマプロジェクト研究、現代経営学演習のほか、多様な科目を開講しています。開講科目は、毎期に公開されるシラバス等をご参照下さい。より基礎的なものが第1年次前期の土曜日にくるように配慮するなど、1年半の全体の流れを重視しています。
 
 
 
「プロジェクト方式」による教育
 

神戸大学大学院経営学研究科のMBAプログラムは、「プロジェクト方式」というユニークな教育方法を採用しています。神戸大学のMBAプログラム独自のもので、その効果はこれまでの大学院修了者から高く評価されています。

われわれは、フィールド(経営の現場)で収集されたデータに基づいて現実の重要な問題を真摯にみつめ、そこから経営学の進歩に役立つ理論的・実践的研究を目指すことが非常に重要であると考えています。そして経営教育で大切なことの一つが、このような現場発の理論に基づくアイデアなのです。現実と理論を経営を舞台にして結びつけるという知的作業(教育プロセス)を踏むことは、(1)課題が具体的である、(2)個人指導ができる、(3)仕事を通じて学んだことをすぐに確かめることができる、といったメリットをもっています。

社会人学生各人が仕事のなかで直面している問題をもちより、よく似た問題に直面している人々が共同して問題をより深く分析し、解決策を探るという教育方法です。教授陣も指導や助言をしますが、解決の主役はあくまでも学生自身であるべきだとわれわれは考えています。

もちろん、大学院における経営教育である限り、「プロジェクト方式」は単なるOJTでは決して得られないような理論の深化、それも実践に耐える理論の構築を目指しています。実際に直面している問題について、これまでにどのような知識(理論)が蓄積されているのか、また問題を考える場合にどのような方法が使えるのか、これらの知識や方法を修得しながら「プロジェクト方式」が進みます。さらに、プロジェクトから経営学そのものの発展に役立つニューコンセプトの探求を目指しています。この意味ではこの「プロジェクト方式」の教育は、大学院ならでは、といえる「研究に基礎をおいた教育」(research-based education)なのです。

すでに実務を経験している社会人学生にとって、自分たちの経験を交換しあいながら、プロジェクト研究・現代経営学演習担当教官のサポートのもと、納得のいく解決案を探求します。自らの努力と知恵で問題を解決するという経験をすることによって、経営の問題を解決するための発想法や問題解決の方法、判断の能力を身につけることができます。「プロジェクト方式」による教育の成果をあげるためには、学生の自覚、具体的な問題意識、学んだことについて常に内省すること、さらには、かつての常識であってもいまはすでに陳腐化している知識を捨て去ること(学習棄却)が不可欠です。

以上のような特徴を持っているが故に、神戸大学のMBAプログラムでは、企業などの組織で現に働いている人々を対象にして教育を行っています(勤務経験のない人は入学できません)。このような人々を対象にして、それぞれの経験や問題意識をもとに、具体的な問題について、調査・分析を行い、解答を出すという方法をとります。
 
経営の諸現象は相互に深く結びついていますから、どのような問題を取り上げても、他の問題とかかわっています。それを通じて、経営という現象の本質に触れることができます。大切なのは、どのような問題を、どのように深めていくべきかであり、それにいかに対処し、判断していくかであると考えます。これを社会人学生間や教授陣との相互作用から体得してもらうことが「プロジェクト方式」の目標です。

 
 
 
神戸大学大学院経営学研究科の特徴
 
(1) 充実したスタッフ
 
神戸大学大学院経営学研究科は、日本でも最大のスタッフ規模を誇っています。ただ単に教員数だけではありません。質の面でも、日本のトップクラスです。教授陣は、それぞれの分野での第一人者です。最近の3年間にスタッフが発表した論文や著書のリストを見ていただければ、ご理解いただけるでしょう。スタッフの経歴は、教員紹介をご覧下さい。
 
(2) 充実した研究サポート体制
 
神戸大学附属図書館は、経営学分野に関するかぎり、日本でもっとも充実した蔵書数(和洋書総計100万冊強)を誇っています。また、経営学分野の外国雑誌はすべて神戸大学に集積するという文部科学省の方針のもと、この図書館は、併設の「外国雑誌センター」において経営学分野の世界中の(英独仏伊西露中韓他による)雑誌をほぼもれなく網羅しています。
 
(3) 研究教育を支えるネットワーク環境
 
大学院の学生にはe-mailのアドレスが与えられます。インターネットや無線LAN環境が整備されています。さらに、図書館収納図書の検索やオンライン・ジャーナルとして収納されている世界の主要雑誌からの文献入手も容易に行うことができます。また、専用の自習室も用意されています。
 
(4) 実業界との強い結びつき
 
神戸大学大学院経営学研究科は実業界との緊密な連携のもとで教育と研究を行っています。ビジネスの世界での経験者を教授陣として招き、実践的な教育も行っています。日本を代表する企業のトップ・マネジメントによる講座も毎年提供されています。また、企業との連携講座も設置しています。