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『ケース演習でわかる 技術マネジメント』
原田勉 著 日本経済新聞出版社 6月発行 定価2500円(税別)

この本は、技術マネジメントの領域について、わたしが今まで企業研修やセミナー、授業などを通じてレクチャーしてきた内容をまとめたものです。技術マネジメントという領域は、古くて新しいところがあり、最近では、イノベーション・マネジメントとかMOTという言葉が使用されることも多くなっています。しかし、基本的にはほぼ同じ内容であり、要は中味にどのような内容を入れるのかで違ってきているように思います。

本書では、技術マネジメントを資源配分に着目し、意図としての技術戦略、イノベーション戦略とその結果としての資源配分との整合性をいかにして維持するのか、という観点から技術マネジメントの考え方やその実行のための主要な手法を網羅的に解説しています。それと同時に、日経ビジネスに記載されたケースを数本取り上げ、過去、MOTスクールで私の授業を受講した社会人の学生の方々が回答したものを参考回答として記載し、そのコメントを載せています。ケース演習として、多様な模範的回答があることを示し、独習する場合にも役立つように配慮しています。

技術マネジメントの考え方を学ぶだけではなく、それを実践したいと考えている方々に是非ともご一読いただければ幸いです。

目次

第1章 技術マネジメントの全体像
 1.技術マネジメントの特徴
 2.イノベーションに対する2つのアプローチ
 3.資源配分プロセスへの着目
 4.技術マネジメントの枠組み
 5.イノベーション戦略とは
 6.技術・イノベーションの定義とその類型

第2章 製品・技術開発戦略−技術力を高める
1.イノベーション戦略の明確化:コア・リンゲージ
2.イノベーション・プロジェクトへの資源配分:APPマトリックス
3.コア・リンゲージと資源配分の統合:要素技術マップ
4.イノベーション・プロジェクトの組織デザイン

第3章 プロジェクト・マネジメント−戦略の実行
1.新製品開発プロジェクトのマネジメント
2.情報収集ルートの構築:リードユーザー・リサーチ
3.プロジェクト戦略の決定:探索型と深耕型
4.プロジェクト組織のデザイン:組織構造
5.プロジェクト組織のデザイン:コミュニケーション構造
6.プロジェクトの失敗と学習:失敗媒介型学習 

第4章 製品・技術戦略−技術を市場で生かす
1.戦略と技術の統合:製品・技術戦略
2.製品・市場からの技術の識別:製品・技術マトリックス
3.技術への資源配分:技術ポートフォリオ
4.戦略と技術の整合性:PPMとTPM
5.技術ライフサイクル