『実践力を鍛える戦略ノート[企業価値評価編]』
原田勉 著 東洋経済新報社 4月発行 定価2200円(税別)
最近では、M&AやTOBなど華々しい事例が数多く報道され、企業価値という言葉が1つのキーワードになっていると思われます。しかし、そもそも企業価値とはどのようにして測定できるのか、それが測定されたとして、その価値を高めるためにはどのような戦略や意思決定が必要なのかという点については、必ずしも議論されてきませんでした。
本書は、企業価値評価と戦略立案という今まで別々の領域の問題として取り扱われてきたものを統合し、企業価値ベースの戦略立案手法について提案しています。ここでは、初学者が無理なく必要な知識を習得できるように、まずは、企業価値評価の手法を体系的に解説し、それをマスターするための演習問題も用意しています。そのうえで、それらを活用した戦略立案手法を解説し、同じく演習の機会を設けています。
このような演習を通じて、企業価値評価手法のみならず、それらを戦略分析やその立案に活用できる知識やノウハウを身に付けていただくことが本書の目的となっています。これらの問題に関心のある方々には、是非とも本書に目を通していただきたいと思います。
目次
第1章 企業価値戦略の全体像
1 企業価値ベースの経営戦略
2 企業価値評価の枠組み
3 企業価値戦略の意義
第2章 過去の実績で評価する−時価総資産アプローチ
1 時価総資産アプローチ
2 市場評価額の算出
3 フリーキャッシュフローの算出
4 資本コストの算出
ケース演習1
第3章 現在の比較で評価する−マーケット・アプローチ
1 マーケット・アプローチ
2 マーケット・アプローチの手順
3 マーケット・アプローチの柔軟性
ケース演習2
第4章 業績を予測する−マクロ・アプローチ、ミクロ・アプローチ
1 将来の業績予測
2 マクロ・アプローチ:外挿法
3 ミクロ・アプローチ
ケース演習3
第5章 将来の予測で評価する−インカム・アプローチ
1 予測企業価値
2 インカム・アプローチの具体的手法
3 ターミナル・バリューの推計
4 代替的な企業価値指標
ケース演習4
第6章 不確実性に対応する−リアル・オプション・アプローチ
1 オプション価値による意志決定
2 コール・オプションとしての投資決定
3 企業価値評価への応用
ケース演習5
第7章 企業価値戦略を立案する
1 企業価値戦略の枠組み
2 企業価値分析の手順
3 潜在成長力分析の手順
4 企業価値戦略で追求すべきこと
ケース演習6
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