神戸大学MBA

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合格への道

合格への道

合格への道
柴原啓司 さん
朝日監査法人 第一事業部第5部2003年度入学生 伊藤ゼミ
 

【なぜ、神戸大学社会人大学院を受験しようと思ったか】

私は現在、公認会計士として、公開企業の監査や公開準備企業のコンサルティング業務を行っています。私が社会人大学院を受験しようと思った経緯は、公認会計士になろうと思った動機と切り離せないので、大学卒業から時系列に説明したいと思います。

公認会計士になるまで(1992?1997年)
私は、大学卒業後、大手不動産ディベロッパーに就職し、関東一円で販売されるマンションの販売・契約業務を行っていました。同社の販売手法は理屈ではなく、電話や飛び込みによる新規顧客の獲得と、強い交渉力による強引な営業が特徴でした。不動産の営業には、所得税や不動産の知識も必要ですが、勉強する時間があるのなら外ヘ出て売ってこいという職場であったため、仕事を続けるうち、会社の営業目標のみに邁進するのではなく、自分自身のスキルアップが会社や顧客の役に立つような職業につきたいと考えるようになりました。

そこで、約2年勤めた会社を退社し、公認会計士試験を受けることを決意しました。しかし、公認会計士試験のハードルは高く、途中結婚をして妻の収入で生計を立てながら、合格まで3年半を要しました。その間に、自分自身を深く見つめなおす機会を得たこともあって、合格後は、公認会計士という職業を通して、世の中の役に立ちたいと思うようになりました。

社会人大学院を知る(1999年)
合格後、ベンチャーの経営者や会計士補を集めて異業種交流会を企画した際に、神戸大学の加登豊教授 に講演を依頼しました。加登先生から、いま社会人大学院が非常に活況を呈していること、大企業や大手監査法人に長く勤めていると訓練されて無能になるというお話を伺い、いつか神戸大学の社会人大学院に行こうと決心しました。

受験準備の開始(2001年)
その後、会計士2次試験時代に専門学校のTACでお世話になった村田先生と再会し、神戸大学の社会人大学院を卒業された後、監査法人でアーリーステージのベンチャー支援を行う事業部を立ち上げておられるという話を聞き、いままで眠っていた社会人大学院への思いが急に目覚め、その時点(2001年の12月頃)から具体的な準備作業に入りました。

 

【どのような勉強方法をとったのか】

受験経験者に話を聞く(2002年春)
私の周りに、神戸大学の社会人大学院受験経験者が3人おられたので、出来るだけ詳しく話を聞くようにしました。先輩の感想は、合否の8割は研究計画書で決まるので、とにかくしっかり準備しておくようにというアドバイスでした。

具体的には、どんな社会人になりたいかについての長期的なビジョンを持っているか、その中で、自分が入ろうとしている神戸大学の社会人大学院はどのような位置付けなのか、合格後、どのようなかたちでそれを達成するのかというものでした。

これらの内容が、具体的に研究計画書に書かれており、面接で相手に明確に伝えられることがポイントだと思います。そのためには、自分がなりたい社会人像について普段から戦略的に考え、整理しておく必要があると思います。

研究計画書を見てもらう(2002年秋)
私の上司がゼミの同期生であった縁から、神戸大学の助教授の方を紹介していただき、その方に研究計画書に関する一般的アドバイスを得ることができました。研究計画書の書き方には一定のマナーがあるので、独学で勉強することも必要ですが、専門の方に見てもらうのが効果的だと思います。また、この時点で研究計画書を一区切りとし、英語や小論文の対策に移ることが出来ました。

 

【入学してみて思うこと】

充実した教授陣とハイレベルな仲間
神戸大学のMBAコースの先生方は、本当に志の高い方ばかりです。熱のこもった講義、ディスカッションからは、真剣に神戸のMBAから日本を変える経営者を育てようという気概が伝わってきます。社会科学系の学問では、大学等に英知が蓄積されているが、実践する人がいないとよく言われます。神戸大学に蓄積された経営に関する英知を吸収し、実務に昇華させていくことが、私たちの使命なのだと実感しています。

また、年々増加する受験者数の中から選りすぐられた院生は、皆パワフルで、理想の高い人ばかりです。このような仲間と、仕事の話、勉強の話、時には家族の話をしながら切磋琢磨することは、とても充実した時間です。

皆さんが、神戸大学MBAコースに入学され、日本の将来を担う社会人となられることを祈っています。

 

受験生へのオススメ本

社会人大学院を受験するにあたって購入した本を以下にあげます。最も参考になったのは(2)ですが、本のとおりに研究計画書を書くとなると、先行研究の調査から、結論の学問的価値までかなりの時間がかかることになるので、自分の職種から生じる問題意識のなかから、研究して世の中に貢献できそうなものを探してみることから始めてはどうでしょうか。

  1. 森宏之(2002)『「日本版」MBA取得サクセスガイド』中央経済社
  2. 妹尾堅一郎(1999)『研究計画書の考え方?大学院を目指す人のために』ダイヤモンド社
  3. 吉岡友治(2002)『大学院 大学編入学 社会人入試の小論文』実務教育出版
  4. 中原仁(2001)『ライブ解説!社会科学系大学院への英語』東京図書
  5. 花枝英樹(2002)『戦略的企業財務論』東洋経済新報社
  6. 井出正介 高橋文郎(2000)『ビジネスゼミナール経営財務入門』日本経済新聞社