神戸大学MBA

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合格への道

合格への道

合格への道
柄谷 卓 さん
日本コカ・コーラ株式会社勤務 2013年度入学生 三矢裕ゼミ


はじめに、私は二度目の受験で合格しました。少し遠回りした人の方がこのサイトを見られる方の参考になると思い筆を執りました。

1.MBA受験のきっかけ
大学では工学部に在籍していたこともあり、経営学とは無縁の社会人生活を過ごしていました。しかし、キャリアアップするにつれてマネジメントの知識が必要になって来ました。仕事を進める上で、戦略、人事制度、管理会計などを何も知らずに格闘するうちに付け焼刃の知識ではなく、体系的に学びたい。知識が無いと会社にも部下にも失礼だと思い初めて受験を決意しました。

2.なぜ神戸大学MBAか
物理的な要因が一番大きかったです。1つ目は、神戸大学MBAの授業は、金曜日の夜間と土曜日開催のため仕事を休職することなく通学できる事です。他大学MBAでも、梅田近郊で平日夜間のみで卒業できます。しかし、私は遠方に住んでいる為に平日夜間の授業に間に合わないので通学する事が出来ません。その為、神戸大学を選びました。ただし、神戸大学MBAは、週2日の授業で通常の大学院のカリキュラムを消化するため、お盆も正月もありません、毎週通い、土曜日の朝から夜までずっと授業を受けます。更に平日はレポートの山に埋もれます。本当にハードな日々が続きます。入学前とは生活が一変しました。二つ目は、通信制のMBAなどと違いフィールドワークがあることです。最近は、インターネットで海外MBAを取得する事も可能です。グローバルに魅力を感じました。しかし、神戸大学MBAは対面で議論できて、実社会の中でも学ぶ事が出来る事に魅力を感じました。また、イギリスに一週間の短期留学をする事もできます。

3.試験対策
過去の問題を大学生協から入手する事が最初です。1)英語2)小論文3)面接の三つに大きく分ける事ができます。一度目を通して、不安がある科目についてはこの「合格体験記」を読んで対策を講じて頂くと良いと思います。

(1)英語
英語を普段の業務で使用する人の場合は、特別な対策は必要ないと思います。但し、理系の研究者の方などで英語の論文を普段読まれていても分野が違うので経営の単語に慣れていない場合、は、単語を確認する必要はあると思います。辞書の持ち込みは可能ですが、時間がないので使わないつもりで臨むべきです。MBAで使われる単語に慣れる為に『MBA速読英語』を読みました。英文、訳文の間違いなどが指摘されていますが、単語を覚える為には良いテキストだと思います。

(2)小論文
小論文のお題は、当然ですが事前には分かりません。先ずは、小論文の作法を復習するべきだと思います。『大学院 大学編入学 社会人入試の小論文』は、出題パターン別に書き方の作法が説明されているので非常に便利です。お題に対して、「問題の表れ」、「問題の発見」「解決の方法」「根拠の構造」「根拠の意味」「結論を書く」の流れを掴む事が、私には非常に役に立ちました。

(3)研究計画書
研究計画書で、合否が決まると考えて取り組んで頂きたいと思います。先ず、『国内MBA研究計画書の書き方』を読んで雰囲気を掴むのは重要です。しかし、あくまでも他者の事例なので鵜呑みするのは危険です。『研究計画書の考え方』を読んで、自身の実務体験から生まれた問題意識を研究テーマにするべきです。その過程で、本当にMBAに入学するべきか、何故入学したいのかも考える事が出来ると思います。

(4)面接
面接時に聞かれた内容は、一度目と二度目の受験でさほど変化はなかったと思います。「なぜ受験するのか」「なぜこの研究をしたいのか」「ハードな授業についていけるのか」「神戸大学である必要があるのか」「経営の基礎知識はあるか」などです。しかし、人によって聞かれる事は違います。重要な事は、今までの自分のキャリアの棚卸をする事とその結果、なぜMBAに入学して研究計画書に書かれた事を研究する必要があるのかを真剣に考える事だと思います。それが、出来ていれば入学後も後悔することは無いと思います。

4.最後に
私は、二度目の受験で合格出来ました。一度目の受験時は、ただ学びたいとの気持ちだけで何を研究したいとの気持ちもなく、神戸大学である必要性も感じていませんでした。研究計画書も『国内MBA研究計画書の書き方』を読んで、あまり考えずに字数を埋めただけでした。その結果、一次試験は合格したものの二次試験で不合格でした。面接で、入学への意思が問われたのだと思います。やはり、研究計画書が重要です。二度目の受験をするかどうか迷いました。MBA自体を諦めるか、他大学のMBAも検討しました。その過程で、神戸大学MBAの素晴らしさを認識して再受験を決意しました。

二度目の受験でようやく合格できましたが、面接時に聞かれた内容も返答も、一度目と二度目でさほど変化はなかったと思います。差がどこにあったかは、真剣に入学する意思があり、研究計画書について考えたかどうかだったと思います。入学後は会社の業務に加え、濃密な講義に毎週の課題レポート、予習・復習、平日のフィールドリサーチなど本当に大変な日々が続きます。しかし、今まで気づいていなかった事が見えるようになった気がします。また、一緒に学んでいるクラスメートには、いつも刺激を受けます。彼らから学ぶことの方が多いのではないかと思います。これは、通信制では得られない事だと思います。一生の財産になったと感謝しています。本当に楽しいです。皆さんが同窓生になられることを心からお待ちしております。

5.参考書
(1)グローバルタスクフォース 著(2005)『MBA速読英語』大和書房
英文と対訳、単語の解説から構成されていて、ビジネス用の英単語を覚えるのにとても役立つと思います。
(2)吉岡友治 著(2002)『大学院 大学編入学 社会人入試の小論文』
小論文を書き慣れていない方にとっては、文書の作法が分かるのでとても良い本だと思います。
(3)妹尾 堅一郎 著(1999)『研究計画書の考え方』
神戸大学MBAは、実際に修士論文が課されます。従って、入試の為だけでなく入学後の為にも役に立つ本です。この本は、研究タイプの種類説明からされています。それぞれの手法の特徴や進め方がイメージ出来ます。入学後の研究を思い描きながら、研究計画書を作成する事が出来る良い本だと思います。
(4)飯野 一、佐々木 信吾(2003)『国内MBA研究計画書の書き方』
研究計画書のイメージを掴むのには役に立ちます。しかし、このままでは通用しないので3)を読んで自身の研究計画書を作成するべきです。