神戸大学MBA

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合格への道

合格への道

合格への道
岡崎 宏さん 
シャープ株式会社IC事業本部事業戦略推進室 2001年度入学生 金井ゼミ
 
社会人MBAの受験を決めたものの、一般の大学受験と異なり情報が少なく、また周囲に経験者もいなかったことから、手探り状態のスタートでした。ウェブサイトで関連情報を手当たり次第に当りましたが、勉強法についてはいまひとつわかりません。経営学を系統立てて学んだことがなかったので、とりあえず経営学の概要がつかめる入門書を探し、「研究計画書」考えるためのベースを作ることから始めました。これは、経営学の分野から出題される英語のバックグランドの知識を得ることも兼ねています。
 

英語対策は、過去問題が中心です。取り寄せた神戸大の過去問題と、市販の社会人大学院過去問題集などを手掛けました。過去問題集はできるだけ全訳のあるモノを選び、最初は丁寧に訳して経営学の専門用語/頻出単語に慣れるようにすればよいと思います。英語の試験は辞書持込可となっていましたが、ある程度経営学分野の英文を読んでいないと適確な訳語が見つかりません。

頭を悩ませたのは、やはり「研究計画書」です。これは我流ではなく、基本的な作法は守りたいものです。社会人大学院入試の「研究計画書」の書き方や事例集の本が参考になります。これを片手に、形式を真似ながら自分なりに研究計画の構成を組み立てていきました。

「研究計画書」で意義のありそうなテーマ・問題を設定するのは難しいものです。私は経営企画スタッフとしての経験を生かせるテーマを考えました。多くの実務経験の中で、日頃から抱いている問題意識はあるのですが、これをいざ言葉にしてみると、その問題の捉え方がいかに曖昧であるかを知らされます。「研究計画書」で大切なのは、「自分は何を知りたいのか、何を明らかにしたいのか」という問題意識を明確にできていることだと思います。自分の問題意識のルーツを大事にしながら、内容を欲張らずに最もクリティカルな課題に絞り込むつもりで考えてみてください。自分の問題意識を短いセンテンスで説明できるようになれば、研究テーマはかなり研ぎ澄まされてきたといえます。

計画書の作成に必要な文献は、大きな図書館や大型書店に行けば結構な数が出ていますが、ピッタリくる本を探すのにはそれなりに手間もかかります。オンラインショップの「アマゾン」(http://www.amazon.co.jp/)は、かなり効率的に本が探せます。最近はユーズドブックも扱っています。

受験勉強は、予想以上に時間が取られます。私の場合、研究計画書の提出まで約5ヶ月でしたが、時間が足りなかったというのが正直なところです。受験準備は、できるだけ早く着手することをお勧めします。

 
受験生へのオススメ本
 

英語対策用の過去問題集は、中央ゼミナール編 『大学院入試問題集 社会科学系英語問題と解答』 東京図書、古藤晃 監修 『英語・小論文 社会人入試問題集解答と解説』 ダイヤモンド社、などが全訳付きです。経営学の用語になれるという点で、藤井正嗣・リチャード・シーハン 『英語で学ぶMBAベーシックス』 NHK出版、もとっつきやすい内容です。

研究計画書の参考図書は、妹尾堅一郎 『研究計画書の考え方 大学院を目指す人のために』 ダイヤモンド社、青山ICG学院・工藤美知尋 編集・監修 『大学院研究計画書合格実例集』 ダイヤモンド社に尽きます。ただ、レベルの高い事例に圧倒されないように。

経営学の入門書としては、伊丹敬之・加護野忠男 『ゼミナール 経営学入門』 日本経済新聞社、が網羅的です。坂下昭宣 『経営学への招待 改訂版』 白桃書房は、一般読者向けに書かれたものです。経営組織論分野に関心のある方は、金井壽宏 『経営組織』 日経文庫、が初学者にもわかりやすく書かれています。