神戸大学MBA

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合格への道

合格への道

合格への道
鷺山隆 さん
日本板硝子株式会社勤務 2009年度入学生 桜井ゼミ
 

私は、2000年に大学の経営学部を卒業し、日本板硝子株式会社で光ファイバー通信用部品の営業をしています。MBAを受験したきっかけは、入社後9年を経て会社で日々の業務に没頭し、大きな括りでの会社が見えなくなっている自分に気が付いたため、体系的にかつ深く経営学を学び直したいと思ったこと、またキャリアアップを考えるため、様々な業種の方々が集まる社会人大学院の中に身を置き、自分を鍛えてみようと思ったことです。

私は、実は2007年に過去問題を取り寄せて、受験を考えましたが、業務上の理由から1年間受験を見送りました。十分に対策をしてから受験すればいいやと考えていましたが、仕事をしながらの受験勉強は中々難しいものがありました。結局次の1年間もあっという間にすぎ、具体的に研究計画書の作成を始めたのは願書提出の3カ月前でした。こんなことで合格できるのかと思っていましたが、神戸大学の場合、会社に勤務している事は入学の必須条件なので、「条件は受験生皆同じ」と割り切って受験しました。以下、少しでも参考になればと思い、受験体験記を書き記したいと思います。


研究計画書の作成

研究計画書は、最初に提出する書類であり、2次試験にも使われるという点で、最も重要だと判断していました。私の場合は、勤務先での問題意識をそのまま研究テーマにしたためか、説得力のある文章が書けたと思っています。勤務先での問題意識に固執する必要はないかもしれませんが、その方が研究資源は豊富ですし、研究も進めやすいと思います。仕事をしながら学ぶということを考えて、研究の実務への応用といった側面でも有益だと思います。いずれにしても、記入に当たっては、なぜこのテーマか、なぜMBAプログラムを目指すのか、なぜ神戸大学なのかを自問自答して、必要記入内容について素直に書くことが秘訣だと思います。また、私は出来ませんでしたが、時間があれば第3者に見てもらい助言を求め、推敲する方が良いと思います。

1次試験(英語、時事問題小論文)

英語力はすぐにつくものではないので、日々積極的に、英語に接する努力をするしかないと思います。私の場合は、業務上でビジネス英語に接する程度でしたので、試験の感触は悪く、終了後は落ち込んでいました。ただし、過去問題から、英文の内容については、経営学に関するものが出題される確率が高いようだったので、後述する経営学の本を読んで背景知識を入れる努力をしていたことは、英文内容の理解に役に立ちました。 時事問題小論文についても、内容は高い確率で経営学に関するものが出題されるようです。私は日頃から新聞を読む習慣をつけ、ビジネス雑誌などから、時事トピックをインプットしておくよう心がけていました。実際の試験では、あまり知識がない予想外の出題もありましたが、内容はさておき、起承転結など最低限の文章の書き方をわきまえて論述することを心がけました。時間は結構短いのでとにかく書くことです。

2次試験(面接)

当然のことながら、2次試験の面接で不合格になることもあるため気が抜けません。面接官3人に対し受験生1名で行われました。私の場合は、まず研究計画書の内容について簡単に要約説明するように言われ、その後、各面接官より、研究の進め方、なぜ神戸大学を志望したのか、今後のキャリア設計について質問がありました。少なくとも、出願書類に書いた内容と矛盾しないこと、曖昧な表現を使わず自分の言葉で説明することが大切だと思います。私は、面接前に、もう一度研究計画書を読み直しました。また、入学後には神戸大学特有のプロジェクト方式と呼ばれるグループワークや、グループ課題も多いため、面接でも、双方向のコミュニケーションができることが大切だと思います。

受験生にお勧めの本

経営学を概観するために参考になった本;
坂下昭宣『経営学への招待』(白桃書房)
今までに、経営学を学んだ人にも、学んでいない人にもお勧めの入門書です。学生時代から本棚に眠っていたものを取り出して通読しました。現在は改訂され第3版が出版されています。
上林憲雄他『経験から学ぶ経営学入門』(有斐閣)
上述のものよりさらに易しく書かれており、経営学の全体像を把握するのにお勧めです。

MBAに関する読み物;
フィリップ・デルヴス・ブロートン『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』(日経BP社)
入学後に翻訳が出版されました。なぜMBAを目指すのか自問自答するために、受験・入学前に読んでおいて損はないと思う本です。

最後に

この度、神戸大学で学ぶ機会を与えられたことにとても感謝しています。経営分野で学会を代表する教授陣の講義を受け、モチベーションが高いクラスメートに囲まれ、刺激的な日々を送っています。特に、プロジェクト方式と呼ばれるグループワークや、グループ課題では、チームメートの優秀さに圧倒されながらも、お互いに、計り知れない程多くのことを学ぶことができます。MBA受験を考えておられる方は、迷わず、是非神戸大学の門をたたいてみてください。すばらしい教授陣と、クラスメートが待っています。