神戸大学MBA

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合格への道

合格への道

合格への道
小倉聖子  さん
株式会社神戸製鋼所勤務  2008年度入学生 原ゼミ
 

自動車メーカーで北米向け補修部品の営業を経験し、現在は鉄鋼メーカーで資材調達を行っております。MBAを目指そうと考えたのは自動車業界での今までの経験を活かし、現職でも同様に業務改善を行いたいと考えた際、組織・生産体系、製品の特性が全く異なる現職において、今までやってきたことをどのように適合させれば良いのか、答えを見出すことが出来ず、自身の知識のなさ、経験のなさを痛感したことがきっかけです。体系的に経営学を学び、多種多様な製造業の現場で活かせる知識を身に付けたいと感じました。

私の場合、MBA受験を決意したのが10月であり、願書提出期限まで残り2ヶ月を切るような状況でした。よって万全な準備を行って受験に臨んだわけではない為、ここでは「最低これだけは気をつけるべき」と考えられるポイントと、自分自身の反省を込めて「これはやっておいたほうがよい」という点について述べたいと思います。

【英語・小論文】

英語については大学受験と同じ要領です。私の場合、経営学に対する知識が殆どなかったので、専門用語に慣れる為、『MBA速読英語』(グローバルタスクフォース著、大和書房)を購入し、行き帰りの通勤時間に目を通しました。試験当日は辞書持込可能とはいえ、一字一句を調べる時間はないので目を通しておくことをお勧めします。

小論文対策としてはボリューム、時間配分に慣れる為に過去問題を3年分解きました。皆さん働いておられるので、特別何か情報収集をする必要はないと思います。ただ、決められた時間内に限られた文字数で主張しなくてはならない為、自分の主張を簡素に文章に纏める練習をされておいたほうが安心です。

【研究計画書の作成】

研究計画書は非常に大切である為、よく推敲されることをお勧めします。まず、短い社会人経験を補うべく、MBAで学びたい分野の先行研究をいくつかあたり、その内容を盛り込んだ計画書を書きました。しかしながら、あまりにとってつけたような、内容の薄いものになってしまった為、結局は自分が業務を通して感じてきた問題意識、それを変えたいと思っていること、MBAで学びたいこと、学びたいと思うに到った背景、そしてMBAで学んだことを生かして自分がどのようになりたいのかを素直に文章に纏めることにしました。私の場合はとにかく時間がなく、誰かに助言を求めたり、見直してもらうことはしませんでしたが、受験を考えている皆さんには、可能であれば上司や友人等、信頼できる人に研究計画書を見てもらうことを強くお勧めします。それによって自分の問題意識がより鮮明になると思います。

また研究計画書を書くに当たり、『研究計画書の考え方?大学院を目指す人のために』(妹尾堅一郎著、ダイヤモンド社)に目を通し、悪い事例に自分の文章が当てはまっていないかどうかをチェックしました。

【面接】

まず、研究計画書の内容について3分程度で説明するように言われ、その後、なぜ神戸大学のMBAを目指すのか、入学して何を学びたいのか等、研究計画書の内容に沿った質問がありました。計画書の内容を自分の言葉できちんと説明できれば特に問題ないと思います。また「最後までやりぬく自信はありますか?」と聞かれたことを覚えています。

最後に、入学してからの半年間を振り返り、神戸大学で学ぶ機会を得られたことに心から感謝しています。入学後即、課題に追い回される日々が始まりますが、日本を代表する優れた教授陣の講義、様々な業界から集まった志の高いクラスメートとの議論は非常に刺激的であり、新しい境地が開けたような錯覚に囚われる時があるほどです。一方で、既にMBA生活の3分の1が過ぎ去ったことにあせりを感じているのも事実です。入学してからは、ケースプロジェクト、ファイナンス、組織、小島教授の経営戦略応用研究と、驚くほどのスピードで時間が過ぎていきます。「目的意識」を常に持っていないと、忙しさに呑まれ、不完全燃焼のまま卒業することになると思います。目的を見失わない為にも、「何を学ぶ為にMBAに入り、何を達成したいのか」という根本の部分について自問自答を繰り返しながら、事前に突き詰めておくことを強くお勧めします。

【受験生へのオススメ本】

受験に当たり読んだ本は以下の5冊です。

  • 伊丹敬之・加護野忠男(2003) 『ゼミナール 経営学入門』 日本経済新聞社
  • ヘンリーミンツバーグ(2006)『MBAは会社を滅ぼす』日経BP社
  • 藤本 隆宏(2007) 『ものづくり経営学 製造業を超える生産思想』 光文社新書 
  • グローバルタスクフォース(2005)『MBA速読英語』 大和書房
  • 妹尾堅一郎(1999)『研究計画書の考え方?大学院を目指す人のために』 ダイヤモンド社
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